龍は眠る (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 8999
レビュー : 742
  • Amazon.co.jp ・本 (537ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369143

感想・レビュー・書評

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  • ミステリもファンタジーも高品質に仕立て上げる、宮部みゆきならではの世界。「楽園」でも超常現象が扱われていたけど、本作の中でも超能力が違和感なく溶け込んでいる。事件が起こってから解決までのスピードにはビックリしたけど、そこに至るまでの背景が丁寧に描かれている分、特に違和感は感じなかった。もう少しこの世界観に浸っていたかった気もしたけど、でもこれくらいのバランスがちょうど良いんでしょうね。一番面白かった!とは思わないけど、これもまた十二分に楽しめる力作でした。

  • この著者の登場人物に「いい子な美少年」がよく登場する。シンジ少年もその一環かと思いますが…。

    直也青年の犠牲の心、など殺伐としない小説。
    超能力は??としても、そういった心の交わしがこの小説の醍醐味なのかなぁと思います。

  • 超能力というのがあまりピンとこなかったなぁ。。。

  • 主人公の雑誌記者と超能力を操る青年2人が織りなすサイコサスペンス。著者はミステリの女王、宮部みゆき。日本推理作家協会賞受賞。ドラマ化。

    「超能力」と聞いて、どんなイメージを受けますか?
    ファンタジーやゲームの世界での「超能力」であればいいなと思うのでしょうが、現実的に直面したら胡散臭さを感じるのは自分だけじゃないはず。
    本作は、そんな「超能力」を持った人物が、現実的に存在したら、実際のところどうなのかという苦悩が描かれた作品です。

    とはいえ、超能力がストーリーに出てきたら、ファンタジーっぽくなるもんなんですが(実際、本作でもテレポーテーションしますw)、そこは宮部さんの腕の見せ所。
    超能力はもしかするとあるかもしれないな、と読者を納得させる裏付けで、どんどん読者を引き込みます。

    まあ、よくある理論ですけどね。
    超能力に限らず、時折、ある分野でのみ、ものすごい才能を発揮する人がいます。
    よく言う話ですが、人間は能力をセーブしていて、有事に、ものすごい能力を発揮することもあります。
    だから超能力もその一部で、全てが全てペテンなのではなく、そういう分野における隠された能力なのだ、というわけ。

    少し重苦しい感じで書きましたが、ストーリーはミステリー・サスペンスなので、宮部さんの面白さはそのまま。
    読みながら、不思議な世界に引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいました。
    人を引き付けるストーリーは、何度読んでもスゴイとしか言いようがない。ハズレたことがないです。

    未だ新作を発表し続けるミステリの女王。
    発刊ペースと自分の読書ペースが見合ってないので、どんどんおいていかれますが、ライフワークとして、いつか全作品の読破を目指したい作家さんですね。

  • 友達に勧められて読んだ
    読んだのはもぉ、6年前くらい。


    なんだろぅ。
    文章が透明で
    好きだなぁって印象が
    残ってる。
    また読みたいなぁ。

  • 再読。以前読んだのは10年くらい前なので筋は覚えていなかった。
    宮部みゆきの超能力物では最初の作品か。

    雑誌記者が嵐の晩に車を走らせていて出会った少年が、そこで起こった死亡事故の真相を言い当てるところから始まる。少年は正義感で犯人に迫るが、それが逆効果で犯人をかたくなにさせてしまう。
    そこに青年が現れ、少年は超能力者ではなくペテンだと言う。そして、ある事件に巻き込まれていく。。。

    その間に出会う言葉を話せない女性が非常にいい娘で、魅力的である。

    全体のストーリーもいいが、苦悩を抱く超能力者の心情が深く描かれている。宮部作品の傑作のひとつである。

  • 2008

  • 所在:紀三井寺館1F 請求記号:Browsing
    和医大OPAC→http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=81655

    当館でも人気のある宮部みゆきミステリ。この作品では「超能力」が扱われているのも見所のひとつ。ページ数が多くても、すらすら読めてしまう達者な文章とプロットの巧みさはさすが。

  • 宮部さんの作品をたくさん読んできたが、これは女性じゃないと書けない、書かないストーリーだなと感じた。
    納得できたようなできないような。設定自体が超能力者なのでつかみどころがないのだが、それでも共感できる部分はあった。この辺りがさすが宮部さんと思う。
    ただ、やはりつかみきれなかった。ストンと腑に落ちない感じ。

  • 宮部みゆきの龍は眠るを読みました。
    他人の心を読むことができる、という能力を持ってしまった少年の物語です。 確かによく書かれていますが、設定にちょっと無理があるからかあまり感情移入が出来ませんでした。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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