龍は眠る (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 9047
レビュー : 745
  • Amazon.co.jp ・本 (537ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369143

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったー!怒涛の勢いでした。
    女性作家さんの素晴らしいところは、一瞬だけあるロマンスシーンでハートをぎゅっとつかんでしまうところですね!
    命がけで救ったのが救いようのないバカ女というところがもやもやするけど、生きづらさMAXのなかで役に立てた本人は幸せだったんだろうなと思うとやりきれない…。

  •  サイコパスという、いわば非現実の話をほんとうにあるかのように読ませる手腕は見事。
     エンタメだから、いわゆる文章に味がないのかと思えばそうではなく、(もちろん、純文学のような濃密さはないが)、短い言葉をシンプルに積み重ねている。それらの言葉は適切で、選ばれた言葉たちだ。
     すこし言葉遣いに村上春樹っぽいところがうかがえるのだが、作者は村上春樹好きなのだろうか。
     はじめは小さなナゾが出てきて(慎司の超能力について)、それが語り終えられるころには、さりげなく、いつの間にか大きなナゾにすりかわっていて(白紙の脅迫状について)、読む者を物語の渦に引き込まずにはいない。そして最後には絡み合った糸が優しくほぐれるように、すべてのナゾが解ける(途中まで垣田が犯人だと思わせといて……違う。あざといですね)。
     物語の醍醐味をあじわうことができる作品ではないでしょうか。
     
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    にゃんくの本『果てしなく暗い闇と黄金にかがやく満月の物語』より
    (あらすじ)

     七歳になるリーベリの元に、或る日、継母のケイとその娘ミミがやって来ます。継母に虐められ、リーベリは学校にも通えず、幼い頃から働かされ、友達すらいなくなります。
     リーベリの心の拠り所は、亡くなったママ・ジュリアが遺してくれた魔法の教科書だけ。リーベリは毎日魔法の勉強をし、早く大人になり自由な生活を送れる日が来ることを夢見る毎日です。
     成長したリーベリの唯一の仲間はぬいぐるみやカラスだけです。
     或る日、そんなリーベリは、海岸にひとり男が倒れているのを見つけますが……。


    ↓ここから本を試し読みできます

    http://p.booklog.jp/users/nyanku

  • いとこ経由で叔父から借りた本。
    宮部みゆきのイメージと言えば時代小説→夏休みの課題図書→少年愛???へと推移していたけれど、推理小説好きな叔父が買った本ってことは推理?と思ったら従妹いわく「ちょっと暗い超能力もの」とのこと。

    久しぶりに読んだサイキック小説。

    主人公が雑誌の記者のおっさん、っていうところからかなり意表をつかれて渋~いいぶし銀の超能力小説な感じだった。

    他人の気持ちを知ってしまうということは残酷なことだなーと思う。

    逆だけどサトラレを思い出しちゃった。

  • 確か高校生の頃に読んだ。
    洪水でマンホールの蓋が落ちるか外れるって最初のところ好きだなー。

  • 超能力を持った少年が事件に巻き込まれる話。
    ただ犯人との繋がりが薄すぎるような気がする。
    話としては面白くさくさく読めたし、人というものを考えさせられる作品。

  • 嵐の晩、雑誌記者の高坂昭吾は、東京へ車で向かう途中、自転車をパンクさせ立ち往生している稲村慎司と出会う。 超能力者だという慎司は、二人が偶然出くわした死亡事故の真相を語り出した。 そして、二人はある事件に巻きこまれて行く。
    いきなりの「超能力」ネタびっくりしちゃいますが(笑) そういうジャンルを越えて、面白い作品でした。 超能力を持っているがゆえの、少年たちの心理描写や ストーリー展開にぐいぐいと引きこまれていく感じ。

  • ストーリーの予測はつきましたが,結構ハラハラと読むことができました。

  • 悪くない。
    ただ、この落とし方のパターンは、個人的にかなり慣れてしまっている。
    ほかの作品も読んでみようと思った。

  • 再読

    魔術はささやく、レベル7と読んできてからの龍は眠る

    読む順番がよかったのか、三つの中では一番面白く感じました。
    昔は、魔術はささやくが一番面白く感じたのに
    好みが変わったのか、読む環境が変わったのか
    不思議なものです。

    しかし、催眠術、記憶を消す薬、からの超能力...
    今まで読んだ作品の中ではやたら突飛なというか
    ミステリーの根幹を担うにはちょっと、ずるいテーマが
    使われていて個人的にはこの部分にちょっとがっかりしてるのも事実です。

    でも面白いんですよね。
    龍は眠るに関しては、超能力に関して肯定的な超能力者と、それをペテンという超能力者がでてきますが
    (どちらも超能力者なんですが)

    この二人のせいで、主人公の高坂は超能力を否定的にとらえながらも、本当かもしれない、でも騙されているかもしれないと散々振り回されます。
    読者も同じように、この二人にふりまわされるわけです。
    つまり、どっちなんだと

    それでも、物語が進むにつれ、この疑心暗鬼もいいスパイスになって最後まで飽きずに読めたと思います

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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