かまいたち (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3836
レビュー : 267
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369167

感想・レビュー・書評

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  • なにげに「師走の客」がいい話だった。
    お初シリーズの原点ともいえる「迷い鳩」と「騒ぐ刀」は、原点ではあるものの、「震える岩」や「天狗風」とは少し作風が異なる感じ。あとがきで、宮部みゆきが”扱い”に悩んだと書いているが、たしかに、このまま連作という形にするのではなく、設定はそのままで、霊験お初シリーズとしてリニューアルして、さらに面白くなった感じ。最初の素朴さもそれはそれですっきりしていい味があるのだけど。特に直次がいい味、出しているのだけど。

  • 宮部さんらしい時代小説です。中短編4 話で構成されており、最後の2話「迷い鳩」と「騒ぐ刀」はみ宮部さんのデビュー前の作品に手を加えたものだそうです。特に「かまいたち」は、一気読みしました。

  • かまいたち=殺人淫楽

    潜在意識

    騒ぐ刀
    引用・・・・・・・
    この刀は、人の心の底の、自分でも気づいていない、あるいは忘れてしまっている悪心を掘りおこすものなのだ。
    だから、めったなことで外へ出してはならないのだ。自分だけは大丈夫などと思うなよ。悪心は誰の中にもある。
    ただ、いつもわたしたちは、そういう悪心を知らぬ間に心でためて、表に現れないようにして暮らしているだけ。
    この刀はそれをあおってそそのかすのだよ。

  • 2013.6.19
    初めて読んだ宮部みゆきの時代小説。時代小説はとっつきにくいから過去手にはとらなかったが、現代小説と同じ読みやすさと登場人物たちの心の動きが細やかに鮮やかに描かれていて一気に読んだ。

  • 宮部さんのミステリ時代小説は初めてだったんですが、やはりこの方は少女や少年の視点からの物語の描写がうまいなあと感心しました。でも今まで読んだものよりひねりが少ないように感じて少し物足りなかったのでこの点にしました。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    夜な夜な出没して江戸市中を騒がす正体不明の辻斬り“かまいたち”。人は斬っても懐中は狙わないだけに人々の恐怖はいよいよ募っていた。そんなある晩、町医者の娘おようは辻斬りの現場を目撃してしまう…。サスペンス色の強い表題作はじめ、純朴な夫婦に芽生えた欲望を描く「師走の客」、超能力をテーマにした「迷い鳩」「騒ぐ刀」を収録。宮部ワールドの原点を示す時代小説短編集。

    【キーワード】
    文庫・サスペンス・短編集



    1

  • 宮部みゆきの歴史小説は、切った、貼ったはある。

    「かまいたち」は、医者と娘の話でこんなにも穏やか。
    主人公のはらはらどきどきする行動も、善人の壁に守られている。

    「師走の客」はまさかの詐欺。思わぬ落ちに苦笑。

    解説 笹川吉晴

  • 宮部みゆきさんの時代もの、初めて読みましたがはまりました。
    いろいろ読んでみます

  • はずれなしの超短編集
    表題の「かまいたち」が一番よいでした

    世間を騒がせている辻斬り、通称「かまいたち」を偶然目撃してしまった主人公。
    怯えて過ごしていると、なんとその「かまいたち」が家の向かいに越してきた…!!!おおおお、どきどき止まんねー

    それにしても、どの話も主人公がとにかく動きまわっていることが印象的。

  • どの話も面白いです。特にお初シリーズの原点となる「迷い鳩」「騒ぐ刀」がいい。ここで活躍する直次兄さんは『震える岩』や『天狗風』には出てこないんですね。かっこいいのに残念。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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