- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101369167
感想・レビュー・書評
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『初ものがたり』が面白かったと祖母に言ったら次はこれ!と渡された一冊。
あらすじを読んで、怖そ〜と言っていたのですが読んでみたら案外そうでもなく楽しく読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2011年2月5日読了。宮部みゆきの初期の時代小説、表題作を含む4編を収録。この人の小説はどれも手堅くうまいが、逆に「内臓まで響く」ような迫力のある小説は少ないような気もする・・・。この小説も、江戸の市井の人々の会話のやり取りなどに感じる小粋さ・巧さなどは読んでいて楽しいが、読み終えて心に残るものがないのが残念。人情もの時代小説に、宮部みゆき得意の超能力要素を取り入れた後ろの2編などは、もっと描き込むともっと面白くなるような気もするが。
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【2024年31冊目】
時代物はあまり得意としていないのですが、大好きな作家である宮部みゆきさんの作品ということで拝読しました。
ところどころに怪異が見え隠れする短編集で、どのお話も楽しめましたが、やはり表題作「かまいたち」が、一番好きかな。「師走の客」はちょっとあっけなく感じたので、もう少し引っ張って欲しくもありました。連作短編集である「迷い鳩」と「騒ぐ刀」は、「迷い鳩」の方が好みでした。怪異と謎が絡み合うハラハラ感が良かったです。 -
解説にも書かれているように、時代小説、ミステリ、超常現象、宮部みゆき得意分野の原点となる短編集。
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江戸時代の話は興味深くて好きだけどなんかこれは読みにくくて読み終えるまでに結構時間がかかった
けど面白かった
かまいたち
迷い鳩
騒ぐ刀
上記三作迷い鳩と騒ぐ刀は話が少し続編っぽい感じで同じ登場人物がでてくる
不思議な力を持ってるお初が事件解決に役立つ
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江戸時代もの短編集。
独立した話かと思いきや、後ろ3話は連続短編。
その前の1話の結末に笑ってしまいましたが。
食い意地がはっているというか、なんというか…w
やってしまった事に関しては怒らねば、ですが
おかげで助かった、ので…ご褒美案?w
連続の方は、ちょっと不思議だった状況が
どんどん割合が増えてきて、その世界に
なれてしまった自分がいました。
確かに、会いに来た相手がこれでは
村人も不審に思いますね…。
話の流れとしては、ものすごく驚きでしたが。 -
夜な夜な出没して江戸市中を騒がす正体不明の辻斬り〝かまいたち〟。人は斬っても懐中は狙わないだけに人々の恐怖はいよいよ募っていた。そんなある晩、町医者の娘おようは辻斬りの現場を目撃してしまう……。サスペンス色の強い表題作をはじめ、純朴な夫婦に芽生えた欲望を描く「師走の客」、超能力をテーマにした「迷い鳩」「騒ぐ刀」を収録。宮部ワールドの原点を示す時代小説短編集。
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サスペンスのようなもの、
人の欲?の話、
超能力の話?
一冊で色々楽しめます。
悲しい事、怖い事色々あっても読後感が悪くないのが良かったです。 -
どちらかというと、時代物にちょっとミステリー色を加えた作品。
短編4つからなるが、前者2つと後者2つではだいぶ印象が異なるものであった(あとがきでも、執筆時期が異なると明確に述べられている)。
前者2つはいつもの宮部みゆきで、人情もの、といった感じ。後者2つは、超能力的な話を時代物にからめる、ほかに見ないテイストのものであり、ちょっと珍しく感じた。