初ものがたり (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3115
レビュー : 284
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369204

作品紹介・あらすじ

鰹、白魚、鮭、柿、桜…。江戸の四季を彩る「初もの」がからんだ謎また謎。本所深川一帯をあずかる「回向院の旦那」こと岡っ引きの茂七が、子分の糸吉や権三らと難事件の数々に挑む。夜っぴて屋台を開いている正体不明の稲荷寿司屋の親父、霊力をもつという「拝み屋」の少年など、一癖二癖ある脇役たちも縦横無尽に神出鬼没。人情と季節感にあふれた時代ミステリー・ワールドへご招待!

感想・レビュー・書評

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  • 再読2013.12。
    時代ものは苦手中の苦手なんだけど、これだけ短編だと頑張って読める。
    読後は、とにかく続きが読みたい!
    霊感坊主と稲荷屋が気になるるる〜!
    回向院の旦那と同じで、夜中にちょっと食べたくなるようなお食事がとても素敵。湯気が香ってきそう。
    完全版?みたいのが発行されたようなので読んでみよ!

  • 17年前に発表された話なのに、既に宮部節が確立している。
    過去の宮部作品のレビューで何度も書いたことだけど、
    最初から安定感のある作家さんだったんだと改めて感じた。

    回向院の茂七、仕立て屋を生業とするおかみさん(そういえば名前が出てきてない)、
    湯屋で働く糸吉、長屋の差配の手伝いをする権三、稲荷寿司屋台の親父…
    そういった登場人物たちと周りの人たちとの関わり、謎解きの過程といったものが
    後に書かれる『小暮写眞館』の雰囲気と時代は違えど通じるものがあって
    その辺りを興味深く読んだ。
    『白魚の目』や『遺恨の桜』といった子供が被害に遭う話は
    読んでいてちょっと居たたまれない部分があったものの
    扱いようによってはホラーになりそうな題材を
    謎解きよりも人情話の趣が濃い連作に仕立てた力量にも感服。
    (実際、宮部さんの時代物はホラーもけっこう多い)

    稲荷屋台の親父の謎が解けかけたところで話が止まっているのが残念。
    いつかこの続きを書いてくれることを心待ちにしている。

    • hongoh-遊民さん
      この間、再読しましたが、何度読んでも面白い。回向院の茂七シリーズ、続きを書いてもらいたいですね。
      この間、再読しましたが、何度読んでも面白い。回向院の茂七シリーズ、続きを書いてもらいたいですね。
      2013/04/05
  • 茂七のいい親父っぷりが魅力的!
    屋台のシーンでは、江戸時代の食事でそんな豪華なものではないのに、すごく美味しそうに描かれている!
    重くない話で、サクッと読めます。
    でも読み出すと止まらない!
    屋台の親父の正体が気になるところです。続き、でないのかなぁ〜。

    • hongoh-遊民さん
      「本所深川ふしぎ草紙」にも、茂七親分がちょい役で出てきますよ。
      「本所深川ふしぎ草紙」にも、茂七親分がちょい役で出てきますよ。
      2013/04/26
  • 時代小説、推理小説、グルメ小説の良いトコどり!好きです。

  • 祖母か勧められて読んだ一冊。
    時代小説は途中で挫折することもままあるのですが、これは読み切ることができました。
    私は人情ものが意外と好きなのかもしれない。

  • とあるアンソロジーに収録されていた宮部みゆきの時代ものを読んでからいつか時代もの一冊読みたいと思いつつなかなか機会がなかったけど、この本で時代小説デビュー(?)!
    どの話も切なさもあり、人情味を感じられて良かったです。
    続きが気になると思ったら、別の本で3篇新作(?)が追加されてるんだ。
    それも読みたいし、他の宮部みゆきの時代ものも読みたい…!(・∀・)

  • 江戸の深川の岡っ引き、茂七のお話。
    宮部みゆきの江戸の描写は好きだなあ。
    筆者が続きはいつか書くと言いつつ、まだ出てない様子。
    早く読みたい、続きはまだかー

  • 時代物。
    岡っ引きの茂七が深川で起こった奇妙な事件を追っていく短編なのだが、謎の浪人の親父が作る料理が美味しそうで仕方ない。
    個人的には「白魚の目」が好き。
    どうやらPHP文庫の方では続編のエピソードが収録されているそうなのでそちらも読みたいが…続きエピソード三編のために新しく買うのも。中古で出れば購入しようかくらいに待っておく。

  • 著者の、「本所深川ふしぎ草紙」を読んで、
    回向院の茂七親分が気になり・・
    その、茂七親分が活躍するこの本を読みました。
    江戸の初ものと、季節とをからめての物語。
    時代劇を続けて読んでいくのは久しぶりですが、はまっていきそうです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「茂七親分が活躍する」
      PHP研究所から、新作3篇追加された「<完本>初ものがたり」が出ました(未だ読んでませんが)、、、追加の話が気にな...
      「茂七親分が活躍する」
      PHP研究所から、新作3篇追加された「<完本>初ものがたり」が出ました(未だ読んでませんが)、、、追加の話が気になります。。。
      2014/04/28
    • setuさん
      あれっ・・「糸吉の恋」の続きを読んだのは違う本だったかな・・今も13冊積んでいますから、順番に読んでいきましょう~♪
      あれっ・・「糸吉の恋」の続きを読んだのは違う本だったかな・・今も13冊積んでいますから、順番に読んでいきましょう~♪
      2014/04/29
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「「糸吉の恋」の続きを読んだのは」
      多分、完本の方だと思われます。。。
      「「糸吉の恋」の続きを読んだのは」
      多分、完本の方だと思われます。。。
      2014/04/30
  • 描かれている江戸の暮らし、人情、そういった空気感が読んでいてすごく心地よい。面白かった!

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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