模倣犯1 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 7810
レビュー : 600
  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369242

感想・レビュー・書評

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  • 2014.10.6読了
    まぁ、宮部さんさながらの作品。1つの殺人事件をさまざまな人の視点で見ていく。娘が失踪し、心配する母親。また祖父。普段テレビで見る事件も本当は関わっている人全ての生き方が変わってしまうものであることを再認識した。

  • とにかく登場人物が多い。メインの登場人物だけでも、第一発見者、被害者、遺族、刑事、犯人、犯人の幼なじみ、ルポライター。に加えてそれぞれの家族友人。それだけ多くの登場人物がきちんと描写されている。それぞれ事情を抱えながら時に弱く狡い姿も見え隠れしとても人間臭い。人物造形がリアルな分、怖さも増す。
    小説の中でとくに印象深かった台詞は、ルポライター滋子の「どれだけ早く、どれだけ説得力をもって、自分の信じてもらいたい事柄を広く伝えることができるかが肝心。真実や事実ではない」。被害者遺族・真一の「被害者も遺族も犯人もみんな犠牲者なら、闘うべき本当の「悪」はどこにあるのか」。マスコミの影響力や、第三者の犯罪に対する姿勢等、考えさせられることは多い。

  • 2014/09/14 - 2014/09/16
    墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった――。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕!

  • 圧倒的想像力と創造力で描く群像劇ミステリー。どこまで想像力があったらこんなの書けるんだマジで。刑事の犯人像への迫り方も論理的な積み重ねではあるものの、その根底には想像力がある。何かがおかしい。こんなことが、こんな反応を。これはいわゆる本格ではないのだろう。必要とするのはパズル的思考ではなく、他人への想像力だ。そして、それに対になるように描かれる想像力のない人間たち。人として大事なのは思いやり、その基礎体力として必要なのは想像力である、ということを一貫して突きつけてくる。

  • 2014.09.07

  • 読み始めは中々、物語の世界に入り込めなかった。それは物語がすごく重々しくて、ずっしりときてしまったから。読むのが辛くて挫折しそうになりながらも、少しずつページを捲った。そうしたら異なる事件がそれぞれ点と線で結びつき始めて、その後はスピードを上げて読む事が出来た。ただ、やっぱり重いし怖い。でも続きが気になって2巻も読んでしまうだろう。

  • 導入の1巻

  • 模倣犯再読。

    人物の感情表現が上手で、刺さります。

    個人的には家族を失った塚田真一と有馬義男の回想の言葉がなんとも言えず、切なくなった。

    複数の登場人物のストーリーを絡めて読み手の興味を引く展開力がすごい。

    宮部みゆきの中でも特に好きな一冊。

  • <1> 2005/12/13 読了
    <2> 2005/12/18 読了
    <3> 2005/12/23 読了
    <4> 2005/12/27 読了
    <5> 2005/12/31 読了

  • 人の持つ悪意、善意、業、そしてあらゆる感情までを一つの劇場型殺人事件を通して書ききった傑作。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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