模倣犯(四) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369273

感想・レビュー・書評

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  • 噂に聞いてた中だるみ巻だったかな。最終巻は面白いらしいのでソチラに期待。

  • ここまで徹底的に嫌われ役に回ってきためぐみと由美子がほぼ同じ立ち位置に来るとは…
    この後の展開に期待ですね。

  • 「世間を舐めるんじゃねえよ。世の中を甘く見るんじゃねえ。あんたにはそれを教えてくれる大人がいなかったんだな。ガキのころに、しっかりとそれをたたき込んでくれる大人がいなかったんだな。だからこんなふうになっちまったんだ。この、人でなしの人殺しめ。私の言いたいことは、それだけだ」

    2022/6/18読了(再読)
    世間を舐めくさった連続誘拐殺人犯の話で、話の中身は重たいし新潮文庫5巻のストーリーは長いし、読むのに時間がかかった。
    原作を読む前に、'02年の映画版を見た事がある('16年のTVドラマ版は見た事無い)のだが、故森田芳光監督には申し訳ないと思いつつも、あれだけ沢山の登場人物がそれぞれに複雑なドラマを抱えた物語を、2時間程度の映画の尺に押し込むのは、無理がありすぎたのではないでしょうか?

  • フラストレーションを感じる巻だった。
    樋口めぐみ、高井由美子、前畑滋子、古川真智子、可哀想でカッコ悪い女性が多くて残念。
    もちろん彼女たちと同じ立場になった時カッコ悪くならない自信はないけど。小説なんだし有馬義男くらいカッコいい女性が1人いてもいいのになー
    ピースも普通に新キャラとして登場して少し拍子抜け。本名を頑なに書かないのは意外な人物がピースだったという展開にするためかと思ってたのに。
    読者だけがピースの悪意をわかっている展開にしたいのね。

  • ここまで樋口めぐみにヘイトを集めておきながら外側から見たら高井由美子を同じ位置に据えるとは!ストーリーの巧みさに唸るばかりです。
    栗橋という共犯に見せた足手まといがいなくなった網川の一つ一つの行動が邪悪すぎて怖いです。お前お前お前ーッ!お前がーッ‼︎
    一気にストーリーが進みドキドキしながら5巻に進みます、ハッピーエンドであれ...

  •  しばらく間を置いて、4巻目読了。
     3巻までは、ピースとしか、明かされなかった、栗原浩美の共犯者が網川浩一という実名で出てくる。網川は栗原浩美と高井和明が亡くなると、和明の妹、由美子へ急速に近づいてくる。その目的は何なのか。最終話の5巻目。楽しみです。

  • 時間軸が現在に戻ってきた4巻。
    前巻よりサクサク読めて、どうなるか気になる。
    それぞれの関係ができたり、それによって関係性が変わったり。
    しれっと登場してきたピースに狂気を感じる。
    最終巻も楽しみ。

  • 可愛がってた孫娘を殺され!娘も刑事の心無い言葉で精神をやられ入院してしまった、豆腐屋をしている老人有馬義男がなかなか洞察力があって凄い。小説なのに思わず応援してしまう。見事に活躍し、意外にこちらの期待を裏切り、頭が硬くこだわりが強い前畑滋子をやり込めている。
    高井由美子は、前巻ぐらいまでは、しっかりしていて木の強い女性に描かれていたと思っていたが、思いのほか冷静さを失い感情に走り、報道で叩かれる。そして最も危険な網川が優しく寄り添うハラハラが続く。5巻ではどうなるのか。

  • ストーリー面白いけど5巻は長い
    まだ5巻読んでないけど4巻までの感想はちょっと遠回りしすぎかなと思った。5巻楽しませるための4巻なのかな?5巻に期待

  • ついに登場の網川。どうするんだろうね。
    読者は全てわかっているけど、どうにかして暴かれるんだろうか。めぐみと由美子が同じだと言う真一に胸が切なくなったけど、網川がいなければ由美子はあそこまでにはならなかったとは思うので、また虚しい

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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