悲嘆の門(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 923
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369426

作品紹介・あらすじ

インターネット上に溢れる情報の中で、法律に抵触するものや犯罪に結びつくものを監視し、調査するサイバー・パトロール会社「クマー」。大学一年生の三島孝太郎は、先輩の真岐に誘われ、五カ月前からアルバイトを始めたが、ある日、全国で起きる不可解な殺人事件の監視チームに入るよう命じられる。その矢先、同僚の大学生が行方不明になり……。〈言葉〉と〈物語〉の根源を問う、圧倒的大作長編。

感想・レビュー・書評

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  • 切断魔の殺人事件が連続し、ミステリー小説かと思い読み始めたら、動く怪物像とか何やら、ファンタジー小説の体をなしてきた。
    この作品は『英雄の書』の続編のようで、そちらを先に読むべきだったか。
    ともかく、著者の小説は読みやすく、たちまち最終頁に辿り着く。
    さらに最終頁が興味を惹く終わり方で、すぐさま中巻を読まずにいられない。

  • わぉ。現代ミステリーかと思いきや笑

  • 上中下の3巻構成。上巻はネット社会の中で起きる事件を中心に物語が進んでおり、そこに「ファンタジー」の要素は最後の方にならないと垣間見得ないが、同作者の「英雄の門」の続編の位置付けに本作はなる。

    中巻以降、英雄の門の世界観が色濃く出てくるため、普通のサスペンスを期待した人にはがっかりかもしれない。

    物語の全体を通して感じるのは主人公の若さゆえに暴走する正義感だ。非常にまっすぐな性格の主人公の、その正義感が逆に彼を怪物にしていく様は考えさせられるものがある。決してハッピーエンドではないが、それでも幾ばくかの救いのある結末には好き嫌いが分かれそうな気もする。

  • 下巻にまとめ。

  • 単行本版は既読。終始、ハラハラドキドキの展開で面白かった。ミステリーなのか、オカルトなのか線引きが曖昧なのも、面白さに拍車をかけている感じであった。ある事件に関する二つの事象が無関係かと思いきや、意外なところで繋がっているのが明らかになったり、繋がってきたところから見える新たな真実など、事件の展開はどうなるのか、猟奇的な事件とガーゴイル像との関連はあるのか、ある人物との関係、昨今のSNSやネット社会の問題なども織り交ぜながら、それらを合わせて何か手掛かりがでるのか、今後の展開が気になる感じである。中巻へ。

  • 予想外にファンタジー的な展開!

  • 英雄の書の続編だったのか!
    現実的な推理物が読みたかったので。。。しょっく。
    わたしのリサーチ不足です。

    @newplymoth

  • 宮部みゆき”英雄の書”の続編。
    廃ビルの屋上のガーゴイルの石像が動く怪奇現象、連続殺人、連続失踪事件が絡み合うミステリー。
    一気読み

  • 再読。1回目に読んだときの記憶が薄まっていて、読後感しか記憶にないが、ここまでは面白くて引き込まれる。感想は下巻でまとめて。

  • 現代ミステリかと思いきや、どうやらファンタジーらしい。
    でも、登場人物一人一人にきちんと血を通わせるのがさすが宮部みゆき。ネット社会という「リアル」にどうファンタジーを絡めるのかが気になるまま上巻は終了。
    丁寧に描かれる人物描写に星は5つ。ガーゴイルがこれからどうでるのか。ミカの問題はどう絡むのか。

    とにかく次巻が楽しみ。


    どうでもいいけど、宮部さんのお話って退官した刑事の出現率が高い気がする(笑)

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。
1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。
大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。
『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2018年10月、『宮部みゆき 全一冊』を刊行。

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