悲嘆の門(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.59
  • (25)
  • (82)
  • (69)
  • (16)
  • (1)
本棚登録 : 780
レビュー : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369426

作品紹介・あらすじ

インターネット上に溢れる情報の中で、法律に抵触するものや犯罪に結びつくものを監視し、調査するサイバー・パトロール会社「クマー」。大学一年生の三島孝太郎は、先輩の真岐に誘われ、五カ月前からアルバイトを始めたが、ある日、全国で起きる不可解な殺人事件の監視チームに入るよう命じられる。その矢先、同僚の大学生が行方不明になり……。〈言葉〉と〈物語〉の根源を問う、圧倒的大作長編。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 切断魔の殺人事件が連続し、ミステリー小説かと思い読み始めたら、動く怪物像とか何やら、ファンタジー小説の体をなしてきた。
    この作品は『英雄の書』の続編のようで、そちらを先に読むべきだったか。
    ともかく、著者の小説は読みやすく、たちまち最終頁に辿り着く。
    さらに最終頁が興味を惹く終わり方で、すぐさま中巻を読まずにいられない。

  • 予想外にファンタジー的な展開!

  • 体の一部を切り取って捨てるという連続殺人事件とそれを追うネットセキュリティ会社のアルバイト青年

  • 英雄の書の続編だったのか!
    現実的な推理物が読みたかったので。。。しょっく。
    わたしのリサーチ不足です。

    @newplymoth

  • 宮部みゆき”英雄の書”の続編。
    廃ビルの屋上のガーゴイルの石像が動く怪奇現象、連続殺人、連続失踪事件が絡み合うミステリー。
    一気読み

  • 再読。1回目に読んだときの記憶が薄まっていて、読後感しか記憶にないが、ここまでは面白くて引き込まれる。感想は下巻でまとめて。

  • 中巻へ

  • 失踪したホームレス、死体の一部が切り取られ遺棄される連続殺人事件、動く銅像。
    それに興味を持ちそれぞれ動き出す元刑事とサイバーセキュリティ会社でバイトしている大学生。そしてバイト仲間の失踪。
    この4つの事件に関係があるのか?

    前情報なく読み始めた。
    現代劇なのか、ファンタジーなのか。
    上巻時点では、先が気になる。


  •  例の本以来敬遠していた宮部みゆき。サイバーパトロールというネット看視業務のアルバイト大学生と退職刑事が不思議な廃墟ビル屋上のガーゴイル像の謎がらみで出会い、異界の魔物と取り引きをして現世の悪人を裁く。ネット上に流される言葉の海そのものが意思をもって人を左右するという現代風のプロットはうまくできているが、義憤に駆られて暴走する若者はあまりに軽率で、安易な結末もどうかと思う。ガラ物分り良すぎ。しかし英雄の書の咎の大輪とか森崎友理子が登場してびっくり。そこへつながっていたのか。

  • 冒頭のかわいそうな身の上になってしまう少女が主人公かと思い行きや、上巻読んだ限りではこの後起こる不可解な事件の第一目撃者って感じで、サイバーパトロールの会社でバイトしている大学生と体壊して退職した元刑事のおじいさんが現状では主人公かな。

    少女の母が息を引き取る時にその子が見ていたビル。 そのビルの屋上には少し変わった銅像が。 その子はそこに空から何かが下りてくるのを目撃した。

    その頃巷ではある猟奇殺人事件が連続性を帯びてきて、大学生の孝太郎のバイト先も注視し始める。
    その頃プライベートでは近所の妹のような女子が裏サイトでいじめられているとおばさんから相談され、並行してそっちの事もバイト仲間の森に協力を求める。

    そんな折、新宿近辺に住む老人の都築の元に町内会長から近所の廃ビルに不審者が入り込んでいるかもしれないから一緒に見に行ってくれと頼まれた。

    ここまでだとてんでバラバラの出来事のようなんだけど、そこに浮浪者風の人達の連続失踪が加わり、いくつかの出来事が共通点を持ち始めた。

    はじめはネット社会の問題がメインなのかと思ってたのに、どぉもこれは違いますよね。 
     一見解決したかのように見える裏サイトのいじめ問題は孝太郎の妹に飛び火した感じするし、猟奇殺人は続いてるし失踪事件は怪異事件のようになってきたし。 
    これが別々の事象なのかどこかで繋がっているのか今は判らない。 
    幼女を保護した家族の入信している宗教団体もなんか胡散臭いから事件に絡んでるかまた別の事件を起こしそうな感じもするし、孝太郎に恋愛フラグが立ちそうな気配もするしなぁ。 

    そんなこんなで今の一番の関心事は孝太郎が手に持ったままのバールが吉と出るか凶と出るかだ。 
    早く続きが読みたい。

全59件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。
1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。
大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。
『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。

宮部みゆきの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
恩田 陸
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

悲嘆の門(上) (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする