小暮写眞館(上) (新潮文庫)

  • 新潮社 (2025年2月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784101369495

作品紹介・あらすじ

さびれた商店街に佇む、閉店した小暮写眞館。高校一年生の花菱英一は、両親と弟のピカとともに、この古家に引っ越してきた。楽しげな家族をよそに戸惑う英一は、店先で見知らぬ女子高生から一枚の写真を渡される。そこにはなんと幽霊らしきものが写っていた。英一は友人のテンコの協力も得て心霊写真の謎を解き明かそうとするが――。写真に込められた<想い>を辿る、心温まるミステリー。

みんなの感想まとめ

心温まるミステリーが展開される本作では、閉店した写眞館に引っ越してきた高校生・花菱英一が、幽霊の写った写真を手に入れることから物語が始まります。彼は友人のテンコと共に、その写真の謎を解明しようと奮闘し...

感想・レビュー・書評

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  • ひさしぶりの宮部みゆき。

    『小暮写眞館』、昔、写眞館だった古家に両親と弟・光とともに引っ越してきた花菱英一。
    写真館だったことから、見知らぬ女子高生から幽霊らしき女性が写った写真を手渡される。
    その写真の謎を探ることになった英一…

    新興宗教がからむ大がかりなミステリーかと…
    短編連作作品。
    最初の心霊写真の謎の解明で、尾ひれがつき、さらなる依頼が英一に。
    心霊写真のようで、そこには恨みや辛みはなく、そこにはその人たちの想いが。

    英一もちゃんと謎を解明しようと懸命に動く。
    平凡な高校生だけど、いいやつだよ。
    テンコもコゲパンもいいやつでいいキャラ。
    コゲパンが河合さんの元婚約者・浅野さんにブチ切れたところはよかったな。『あんたがちゃんとしてりゃ』…
    コゲパンにやらかしたやつらにはなんかやり返したいな。

    英一とコゲパン、付き合えばいいのに。
    不動産屋の垣本順子は、どう絡んでくるんだろうか?
    彼女の存在も気になる…
    どんな生い立ちがあるんだろう⁇

    下巻につづく。

    ひさしぶりの宮部みゆき。
    読みやすかった。

  • 星2.5

    宮部みゆきは、「理由」や「火車」などが出た当時、よく読んでいたのだが、とんとご無沙汰していた。
    宮部みゆきの著作の中でも有名な「小暮写真館」。新潮文庫から新装版が出たので読んでみる。

    心霊写真をめぐる高校生の青春ものなのだが、他社のレビューで、多くの方が、今どきの高校生はこんな言葉遣いしません、などと書いているが、マジ?とかヤバ!とかだけでなく、あらゆる表現で高校生の心情を表す、宮部みゆきの真骨頂なんだなと思う。言葉をたくさん知ってる、国語力の高い高校生たちだとは思うけど(進学校の生徒たちだし)。
    しかし、私には、まだるっこしくて、早く進んでくれよ、という気持ちになってしまう。

    また、ちょっとホラーのような要素もあり、現実的な話が好きな私には、受け入れ難いところもある。
    とりあえず下巻に進む。

  • 宮部みゆきさんの作品は、時代物も現代物も読んでいて、どれも面白いなと思ったのですが、この作品は私の好みではなかったようです。
    とは言え、上巻を見つけた時に下巻もあったら一緒に買ってしまうので、下巻も読みたいと思います。

  • 宮部みゆきに期待しすぎたかもしれない…
    最後まで読めず

  • 心霊写真は出てきますが、ホラーという感じではありません。青春ものですかね。高校時代を思い出しました。殺人のような大きな事件もおきませんが、謎解きの要素もあり、ミステリーと言っていいかも知れません。
    キンドルになっていなかったので、久しぶりに紙の文庫本を買いました。やっぱり紙の本もいいですね。登場人物を忘れないうちに下巻の方も読んでみたいと思います。

  • 青年や少年たちが持つ大人にはない純粋な感情と行動に心が動かされた。
    それがまわりの大人たちにも移って、日常が進んでいく様子がとても綺麗だった。
    大袈裟なことを言えば、世の中嫌なことはたくさん起きるけれど、その一方で、英一家とそれを取り巻く人たちのような互いを思い合う綺麗なバトンの受け渡しもたくさん行われていて、だからこそ世界は続いているのだなと。
    そんな希望を持たせてくれる本だった。

  • 佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
    https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD10891387

  • 花菱英一、(父)秀夫、(母)京子、(弟)光、(友)店子力、垣本順子、須藤

  • 「不思議」を題材にした宮部みゆきの長編小説の上巻。15年前に単行本として出版され、その後文庫になっているが、本年新たに文庫本上下巻が登場した。
    著者が描く、不思議の世界はその後も時代小説等にも登場するが、現代を舞台にしたものは、この辺りが初めてではないだろうか。
    主人公は男子高校生で、素直で、憎めない、どこにでもいそうな、平凡でありながら、読者を魅了する存在である。
    宮部みゆきの描く男子ティーンエイジャーは独特であり、一般的でありながら、魅力的である。
    不思議が次々登場する作品ながら、主な登場人物である高校生たちが爽やかで、魅力的な作品である。

  • サヨのおすすめ

  • 軽いホラーかと思ったら、人の心、あたたかい話だった。短編のような続きもののような。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ・みゆき):一九六〇年東京都生まれ。八七年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。『火車』で山本周五郎賞、『理由』で直木三十五賞、『名もなき毒』で吉川英治文学賞、ほか多数の文学賞を受賞。『霊験お初捕物控』『ぼんくら』『三島屋変調百物語』シリーズ、『きたきた捕物帖』シリーズなど著書多数。


「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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