大博打 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.54
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本棚登録 : 342
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101370125

作品紹介・あらすじ

無茶苦茶な誘拐事件だった。身代金が金塊二トン(時価32億)。受け渡しはどうするのか、大阪府警は驚愕するが、犯行計画は緻密だった。大阪湾に繋留中の漁船に金塊を積み、オートジャイロをセットしろという。金塊を積み無人の漁船が闇をゆく。だが、奪取寸前、漁船は偶然にもタンカーと衝突炎上してしまう。万事休すと思いきや、犯人の真骨頂はここからだった。

感想・レビュー・書評

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  • 刑事の登場人物が多くて誰が誰なのかよくわからなくはなるが、全体的には先が読めず面白い。なにより誘拐されたじいさんが魅力的。

  • 無謀な誘拐計画のオチが予想外
    濃ゆい大阪弁、だからの面白さもあるのかも
    登場人物多いけれど刑事同士の呼び名が良き

  • ただ者ではない人質と犯人の人情溢れる物語。途中からは人質のお爺さんに夢中になった。あのお爺さんは元刑事なのか?

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    無茶苦茶な誘拐事件だった。身代金が金塊二トン(時価32億)。受け渡しはどうするのか、大阪府警は驚愕するが、犯行計画は緻密だった。大阪湾に繋留中の漁船に金塊を積み、オートジャイロをセットしろという。金塊を積み無人の漁船が闇をゆく。だが、奪取寸前、漁船は偶然にもタンカーと衝突炎上してしまう。万事休すと思いきや、犯人の真骨頂はここからだった。

  • 020年読み納め。久々の黒川博行も★★★★★でした。新作の単行本『騙る』は、年明けの楽しみに!

  • 前半は刑事の一人称が誰なのかなかなかわからないし(結局竹内だとわかる)、展開がわかりにくくてかったるいなーと思いながら読んだんだけど、中盤からどんどん引き込まれて読み終わった今は面白かったの一言。刑事たちの描写が多いけどあまり意味がなくて、犯人が追い詰められるようであまり追い詰められないからあれらのシーンはなんなのかなとも思う。人質の爺さんのキャラが最高で、ラストも凄く良かった。破滅的なラストしか無いような題材で、あのラストはすごく好き。流石黒川博行。

  • 1

  • とても気持ちのいい終結に、スッとしました。
    最後に明かされる仕掛けもいいですね。

  • いつもながら、軽快なテンポ。あと味よし!ケイにもう少しキャラと活躍の場を与えて欲しかった。

  • あまりおおっ‼︎
    というようなカタルシスはなし。

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著者プロフィール

黒川博行
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学彫刻科卒業後、会社員、府立高校の美術教師として勤務するが、83年「二度のお別れ」でサントリミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同作でデビュー。86年「キャッツアイころがった」でサントリーミステリー大賞を受賞、96年『カウント・プラン』で推理作家協会賞を、2014年『破門』で直木賞、20年ミステリー文学大賞を受賞した。

「2022年 『連鎖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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