スキップ (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 558
  • Amazon.co.jp ・本 (571ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101373218

感想・レビュー・書評

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  • 改めて読んだけど
    小6の俺は何故これで
    夏休みの読書感想文を書こうとしたのか謎

  • 一番最後に昔のものの用語解説までついてるとは…(笑)

    高校生だった真理子は一気に心だけが25年後へ
    こんな状況、自分だったら耐えられないし
    こんなに前向き(?)に、進んでいけるかな、と思います。
    時をスキップする、といったファンタジーがありながらも
    ところどころの筆致がリアルだからか
    自分だったら、っていうのが
    考えやすかったです。
    北村さんの作品は友達に薦められて初めて読みましたが
    はまりそうです。
    この作品は母にも薦めて、
    時と人シリーズ?のあと2作をまずは読みたいな、と思います( ´∀`)

  • もっとスッキリ夫にハマってあげて欲しいのに‥‥
    ジリジリと近づき、また2人の人生の続きが微妙な距離感で始まる。

  • 17歳の私が、25年後の私にスキップするという話。心は17歳なのに、肉体が42歳になっちゃうとか、25年の記憶が無い間に色々あったりとか。
    そんな中で新しい生活にどうにか馴染もうとする主人公の話が、最初はどんするんだこれ?大変たなあ。という感じから、この先どうなるの?すごい気になる!になって、一気に読み終わってしまいました。いやあ面白かった。
    時と人 三部作なので、続きも楽しみに読みたいと思います。

  • 【あらすじ】
    昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。それは九月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、わたしは家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた。目覚めたのは桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。わたしは一体どうなってしまったのか。独りぼっちだ―でも、わたしは進む。心が体を歩ませる。顔をあげ、『わたし』を生きていく。

    【感想】

  • 元の17歳には戻らないのかー。

  • 時と人の三部作一発目。
    主人公は17歳の女子高校。学校から帰って自宅でうたた寝していた。
    目が覚めると、心は17歳のまま、42歳の自分に『スキップ』してしまっていることに気付く。
    42歳の自分には夫もいて娘もいて、さらには高校で国語の教師をしていた。
    突然の状況変化に戸惑う主人公。それでも前向きに生きる主人公になんだか共感してしまう。

    ↓私の中で興味深い言い回しがこれ (p275) ↓ちょっと長いけど…

    ---------------------------------------------
    自分というのは、いつも定点にいるような気がしますね。
    いつか―そう、あなたなら17年の昔、時間があなたのところに不意に訪れた。あなたが生まれた。
    それから時間は、水のように流れ始めた。そして、ある時、またふいに、自分という定点の向こうに行ってしまうのでしょう。
    さようなら、自分を流れ去っていく《時》、透明な帯のような、もう自分のものではない、彼方の《時》。
    それに手を振っているわたしが目に浮かぶようです。
    その時のわたしなら、暗くも明るくもない。

    でも、若いうちは―止まらないで流れていく時間に、一日一日は気付かず、ある時に驚かされて、そんなはずないよ、と、じれたりあせったりするものだと思います。

    適当にぐちりつつ焦りつつ、そのいらいら、もやもやを何とか運動エネルギーに替えてみましょう。
    エネルギー保存の法則ってあったでしょう。うおおお、と思う力でお湯ぐらい沸かせるかもしれません。
    それでお茶でも入れて、自分で飲まずに、まずおうちの人に『粗茶ですが』と差し上げたらどうかしら。

    ―中略―

    情けは人のためならず。それは余裕ってことだし、余裕のあるふりをしてたら、自分だって騙されて余裕があるような気になるかもしれない。そうなったら二杯目のお茶を自分で飲んで、そこでお仕事にとりかかりましょう。
    ---------------------------------------------

    …確かに、普段、時の流れなんてあまり意識しない。常に定点にいるかのように錯覚している。
    その誤解にふと気付き、焦ることはあるけれど、そこでもがいたところでどうなるものではない。結局積み重ねなんだから。
    だからこそ、普段から余裕を持って生きていたい。
    他人があって、自分がある。そんな風に余裕を持って生きる事で、『自分の人生』という一冊の本が書きあがるのかもしれない。
    スキップという疑似体験。学ぶところはなかなか多そうである。

  • 名人芸です。

  • 学生にとって40台の人間は、完全に大人、もっといえばおじさんおばさんだと思う。
    突然自分がそんな年齢になったら、旦那がそんな歳であったら、自分が教師になっていたら…、そんあ設定上で主人公の心の動きがリアルに(SFのにリアルというのも変なのですが)描かれていると感じた。
    特別な力があるわけではないが、現状を受け入れ、その時出来ることを出来る限りやっていく頼もしい主人公だった。
    こっそり、バレーシーンの中断が名シーンと思ってます。

  • 有川浩のエッセイ『倒れるときは前のめり』で紹介されていたのがきっかけ。
    東野圭吾の「秘密」(映画のほう)を想像していたけれど、目覚めた42歳が高校の国語の先生というので、主人公の前向きさと感性に引き付けられる。
    ただ、17歳時の時代が私にも古すぎてなかなかついていけなかった。。。
    作中に『君の名は』(往年の方)が出てきたときは、思わず吹き出してしまった。まさかこんなところで、、と。

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。高校教師を務めるかたわら、89年『空飛ぶ馬』で作家デビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞、09年『鷺と雪』で第141回直木賞、15年には第19回日本ミステリー文学大賞を受賞した。エッセイや評論、編集の分野でも活躍している。近著に『八月の六日間』『太宰治の辞書』『中野のお父さん』など。

「2019年 『覆面作家の夢の家 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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