インディヴィジュアル・プロジェクション (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 968
レビュー : 126
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101377216

感想・レビュー・書評

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  • Febeオーディオブック版を購入。

  • 少し気恥ずかしくなるくらい、90年代の渋谷の空気感は良く出ている。虚ろな世代の虚ろな物語なのかな。ラストは俺には少し難しかった。

  • 「記憶の曖昧さ」をある種の言い訳にして、主人公に過去を語らせる方式を意図的にやっているのなら、数々の矛盾や妄想・錯綜・思い込み等々があるのは必然であるのだが、それを物語として読みこなすのは、かなり厄介な作業に思われる。
    が、現実世界では数々の矛盾や妄想・錯綜・思い込みは当たり前の現象であり、そういった現実世界の認識錯誤のリアリティーを小説世界で描く事の難しさ(というかほとんど不可能?)であるという事を再認識したというか、通常読んでいる一般的な小説世界がある種の虚構的に精緻に創作された世界であるとも言えるのだろうけど。

  • 氏の作品はグランド・フィナーレに続いて2作目。
    どちらの作品にも、意図的な「外し」があるようで、
    それが透けて見えるようで少々興ざめ。
    簡単には楽しませてやらないぞ、みたいな。
    エンタメ作品として読んではいけないんだよなあと思う。
    でも、嫌いじゃないよ。

  • ☆☆☆★

  • だんだんと、主人公が均衡をくずしていって、何が本当で、自分が誰なのかわからなくなっていき、最後に取り戻したと思いつつも、最後に師の講評のようなものが書かれて、ますますわからないままにおかれる。多層からなる意識のからみあいと発露を楽しむ。フィーチャーされたフリオ・イグレシアス「Qujote」「35 anos」が効果的でききかえしたくなる。

  • ジャケ買い。
    最後にえーっ!そうなのって感じ

  • つまんなくてびっくりした
    主人公の気持ち悪さは作者の意図的なもので、最後になんかくるのかと待ってたけど、最後まで気持ち悪くってガッカリです

  • 語る、書くということは、自分語りの危険性、つまり美化や誇張を含んだ表現方法であることを思い出させてくれる。記憶と語りに対して、私たちは意識的かつ批判的でなければならない。

  • カバーの女の子の写真が良かっただけではないかと思われる。

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著者プロフィール

1968年生まれ。『アメリカの夜』で第37回群像新人賞を受賞し作家デビュー。’99年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、2004年に『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞・第58回毎日出版文化賞、’05年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、’10年本作で第46回谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞。他の著書『クエーサーと13番目の柱』『IP/NN 阿部和重傑作集』『ミステリアスセッティング』ABC 阿部和重初期作品集』対談集『和子の部屋』他多数。

「2013年 『ピストルズ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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