夕顔 (新潮文庫)

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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101379036

感想・レビュー・書評

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  • 白洲正子や幸田文を読むと(随分と立ち位置は違いますが)、日本の知識人層の厚さや向学に感銘を受けます。血なのか環境なのか教育なのか。
    美意識と背筋の良さが文全体からひしひしと伝わってきます。

  • 2019/7/22 読了

  • 凛とした人柄を感じさせるが、実際に交際すると気疲れしそうな気もする。育ちがいいとは、こういう人のことを言うのだろうな。今の平成の世にはいるのかな?稀に努力で身につけている人もいるのかはしれないが。(努力で身につくものではないか)

    白州さんの本は、幸いに文庫でも沢山出ているので、これからも読みたい。

  • セクハラは女が男を誘っているせい。(p.14)

    田舎者は田舎者らしく分をわきまえよ。(p.15)

    「君死にたまふことなかれ」なんて大げさに叫びやがって。(p.21)

    みなが国歌を歌わないのは、戦後教育が悪いせい。(p.46)

    小田実「なんでも見てやろう」なんて、見れるわけないのに(プププ) (p.56)

    「恥多き人生で…」という自分の人生自慢。(p.110)


    そう。ネトウヨの主張がすべてここに載っています。

  • 少し前の女性の感性を感じられた。

  • 田舎に住んで、まともな生活をしている人々を、私は尊敬こそすれ、田舎者とはいわない。都会の中で恥も外聞もなくふるまう人種を、イナカモンと呼ぶのである。

    おしゃれに見えることは、まだおしゃれが不充分であるからで、一歩先へ出るよりも、一歩退いていることの方が、本物のおしゃれだと思う。

  • 白洲正子女史による珠玉のエッセイ集。題材は文豪たちとの交友、自然観、民芸、詩歌など多岐にわたり、豊かな教養とともに綴られる文章には思わず惹き込まれる。

  • (「BOOK」データベースより)amazon
    明治、大正、昭和、平成―四代を経てますます優雅に最先端を生きる人生の達人が、庭の草木を慈しみ、吉田健一や小林秀雄を偲び、愛する骨董を語り、生と死に思いをめぐらせる。対象の核心を射ぬく小気味よい文章は、自ずと、まやかしの横行する現代の風潮への批判ともなっている。植物の感情をテーマにした表題作等、ホンモノを知る厳しいまなざしにとらえられた日常の感懐57篇。

  • 白洲正子が1980年代終りから1990年代初頭に、雑誌に載せた文章を集めたエッセイ集。

    街に出て感じたこと、季節の移ろいの中に観たもの、小林秀雄、青山二郎ら時代を代表する目利きたちとの交流、仏像や和歌から見出す大和の心など、
    幅広い分野にわたる価値感巡りを愉しめます。

    「拍手」では、
    どんな演奏にもアンコールを促す拍手を自信喪失の証しとし、お能の拍手にいたっては、沈黙を壊す暴力とまで言い切ります。

    すぱっと言いきる文章は小気味よい切れ味があります。

    かと思えば、

    夕顔の花が開くところを観ようとして、花を蕾のまま落としたことを悔いる「夕顔」は、自然に対する謙虚さ、花の命に対する愛おしさに溢れています。

    多くの文献に接して知識を蓄え、時代や個人の気持ちを考え抜き、実物に接することを最も大切にした経験に裏打ちされた価値観です。

  • すっごーい面白い。面白いけど、物事をなにも見ずにこれを最初から読むのは良くない!と思う。だから読むのを途中でやめちゃった。

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著者プロフィール

1910(明治43)年、東京生れ。実家は薩摩出身の樺山伯爵家。学習院女子部初等科卒業後、渡米。ハートリッジ・スクールを卒業して帰国。翌1929年、白洲次郎と結婚。1964年『能面』で、1972年『かくれ里』で、読売文学賞を受賞。他に『お能の見方』『明恵上人』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』『西行』『いまなぜ青山二郎なのか』『白洲正子自伝』など多数の著作がある。

「2018年 『たしなみについて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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