難破 古着屋総兵衛影始末 第九巻 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.61
  • (4)
  • (14)
  • (11)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 133
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101380438

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大黒丸に危難が迫る第九巻。
    姿を消した船大工を追う総兵衛一行と、それを更に追跡する側用人密偵の追跡。難を去ったかと思いきや、最後の最後に第一巻以来の敵が満を持して登場する周到さに、著者に「してやられた」。
    今後の展開が気になるシリーズ九作目。

  • 第九弾
    一族外の船大工に柳沢の目が、背後に大きな罠が
    最終的には最新鋭の武器を揃えた海賊との海戦、そして難破して南海へ

  • 2015.12.27

  • 大黒丸の北回り。船大工箕之吉を追って、小浜までの敵との闘い。琉球沖海戦。スケールが大きくまってきた。2014.12.31

  • 古着屋総兵衛始末9巻目。
    異国との商売のため遂に完成した大黒丸に乗船していた船大工の簑之吉に
    敵対する柳沢が襲いかかるのだけど、そこは総兵衛様うまいこと逃げ道を追います。
    大黒丸というどでかい船に対する愛情を捨てきれない簑之吉と
    どこまでもしつこい柳沢…色んなところで根回ししてるし。
    そして身籠っている美雪が総代代理になり、大黒屋を守る姿がなんとも。
    ラストの方で異国の海賊船との戦いで行方知れずになってしまった大黒丸と
    総兵衛やいかに?!という感じで、とりあえずここで終わるの感がすごい…

  • 面白かった。

  • 美雪さんのお腹の子に触らなければいいけど。

  • スリリング、である
    時代小説にもかかわらず

    尋常勝負、ではなく戦術を練って、訓練の成果をみせている、のである
    本巻の結末も、ヒーロー小説のようでなく、窮地に陥った状況を十分に伺わせるもので、まさに"なんと!”と、いわしめてしまうものであった

    ここまで9巻
    ずっと楽しく、興奮できる展開でお薦め、である

  • 海賊ドン・ロドリゴ戦、物語はクライマックスへ!

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

佐伯泰英の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×