虎の尾を踏む 新・古着屋総兵衛 第十三巻 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.63
  • (3)
  • (12)
  • (11)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 120
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101380582

作品紹介・あらすじ

拉致された九条文女の行方は杳として知れず、焦る総兵衛は意を決し、江戸城への潜入を試みる。また、北郷陰吉らの探索によって、異国の覆面兵と老中牧野忠精の関係が見えてきた。文女救出劇は老中牧野との闘争と変わり、覆面兵との全面対決に発展。ついにはイマサカ号とマードレ・デ・デウス号が駿河湾で激突する。敵船甲板上、女首領が構えた銃口は総兵衛一人に狙いを定めていた。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最後に

  • 老中との確執は、横恋慕された嫉妬のように描かれているが、老中として責任ある立場からすれば、大黒屋は得たいの知れない無気味な存在、幕府にとって目障りに映りもするだろう。果たして、異国ガリオン船との海戦に発展。飛び道具行き交う中で、鳶沢一族の総帥が一人、舳先に突っ立たせているというのはありえない。2020.3.21

  • 第十三弾
    拉致された九条文女の行方不明事件、背後に老中と異国の船団、無謀な闘いの結果はあっけない!

  • いつもと展開が違って落ち着きのない巻でしたね。

  • 老中牧野の敵っぷりが、結構ショボイ
    昔の恋仲への手出しが、ちょうど良い
    タイミングで不気味な集団とかかわる
    ・・・こんなにも尻切れトンボ気分!

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

佐伯泰英の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×