人生、90歳からおもしろい!: オイドル絵っせい (新潮文庫 や 71-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101381411

感想・レビュー・書評

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  • 歌い上げるようにリズミカルな文章が心地よいです。アンパンマンの作者なので、イラストもいいですし、80歳を過ぎて、90歳からの人生が楽しいなんて、本当に夢のあるエッセイでした。

  • 1篇3ページ+イラストのエッセイ集。
    頼まれたら断れない、遅咲き、すぐ歌を書く、あるいは歌う、どうせやるならとことん楽しく!そんなことが繰り返し語られる。一貫しているってことですね。
    職業は漫画家。

    アンパンマンの歌は、ほんとに泣いてしまう。手のひらを太陽にも、同じく。

    「自分の仕事に反応がある時、たったそれだけでも人はうれしい。」
    「ただ賞めるだけでは駄目で、カンどころをピタリとおさえて、欠点と美点を納得できるように指摘しなくちゃいけないんだ。」

  • 我が子はまだアンパンマンマジックにはかかっていないけれど、時間の問題。かつては私も立派な信者。子供が生まれて目にする機会が増えたのと、このエッセイを読んだのとの相乗効果で、猛烈に今アンパンマンの気分。ほんとすごい人だよなぁ。人生私もまだまだこれからと勇気付けられた。

  • 一言一言がすてき。
    挿し絵もかわいらしい

  • フットワークも文章のタッチも軽やかで、病気すらもエッセイのネタにして笑い飛ばしてしまう。
    すごいなぁ、こんな大人になれたらなぁと憧れます。

    列席者のにこにこ笑顔を見るのが嬉しくて、表彰式を自分で主催してしまうエピソードがすごく好きです。

  • 高知新聞に連載されていたエッセイをまとめた単行本(フレーベル館,2009)の文庫版。

    1トピック3頁なのでテンポ良くよめる。
    生かされている人生を肩肘張らず「生きている」姿勢が伝わる。
    仕事を断らないのはメジャーヒットが50歳台だからそれまでの仕事の姿勢が継続しているのだろうな。

著者プロフィール

1919年生まれ、高知県出身。百貨店宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務の後、漫画家・絵本作家として活動を始める。絵本の作品に『やさしいライオン』『チリンのすず』『あんぱんまん』(フレーベル館)など多数。2013年永眠。

「2022年 『アンパンマンかみしばい③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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