人生、90歳からおもしろい!: オイドル絵っせい (新潮文庫 や 71-1)
- 新潮社 (2012年8月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101381411
感想・レビュー・書評
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歌い上げるようにリズミカルな文章が心地よいです。アンパンマンの作者なので、イラストもいいですし、80歳を過ぎて、90歳からの人生が楽しいなんて、本当に夢のあるエッセイでした。
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1篇3ページ+イラストのエッセイ集。
頼まれたら断れない、遅咲き、すぐ歌を書く、あるいは歌う、どうせやるならとことん楽しく!そんなことが繰り返し語られる。一貫しているってことですね。
職業は漫画家。
アンパンマンの歌は、ほんとに泣いてしまう。手のひらを太陽にも、同じく。
「自分の仕事に反応がある時、たったそれだけでも人はうれしい。」
「ただ賞めるだけでは駄目で、カンどころをピタリとおさえて、欠点と美点を納得できるように指摘しなくちゃいけないんだ。」 -
我が子はまだアンパンマンマジックにはかかっていないけれど、時間の問題。かつては私も立派な信者。子供が生まれて目にする機会が増えたのと、このエッセイを読んだのとの相乗効果で、猛烈に今アンパンマンの気分。ほんとすごい人だよなぁ。人生私もまだまだこれからと勇気付けられた。
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一言一言がすてき。
挿し絵もかわいらしい -
フットワークも文章のタッチも軽やかで、病気すらもエッセイのネタにして笑い飛ばしてしまう。
すごいなぁ、こんな大人になれたらなぁと憧れます。
列席者のにこにこ笑顔を見るのが嬉しくて、表彰式を自分で主催してしまうエピソードがすごく好きです。 -
高知新聞に連載されていたエッセイをまとめた単行本(フレーベル館,2009)の文庫版。
1トピック3頁なのでテンポ良くよめる。
生かされている人生を肩肘張らず「生きている」姿勢が伝わる。
仕事を断らないのはメジャーヒットが50歳台だからそれまでの仕事の姿勢が継続しているのだろうな。