雑司ヶ谷R.I.P. (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 213
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101382524

作品紹介・あらすじ

ババア――泰幸会教祖・大河内泰が死んだ。享年102。雑司ヶ谷の妖怪も人の子だったってワケだ。葬儀に参列するため中国から帰国した俺を待ち構えていたのは、ババアが書き残した謎の遺書。教祖の地位と莫大な財産は俺の父親に譲るらしいんだが、父親なんてとっくのとうに死んでいる。ババアの目的は何だ? 俺は雑司ヶ谷の神になるのか? 衝撃の問題作「雑司ヶ谷」シリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • え?・・・っと、もう一回「さらば?」から読み直してみよっかな。



  • シリーズ一作目を遥かに凌ぐパクりっぷり。
    言論の自由万歳って感じだな。
    前作同様、巻末に影響を受けたリストを掲げているが、オマージュです、いやパクってますとちゃんと明記されている。
    しかし、作中に出てくる宗教教派のモデルは天理教と創価学会か。いくら、フィクションとはいえ、作者の身は大丈夫なのだろうか。
    このシリーズは侮れないな。
    作者後書が実に気持ち良い。小説家だけでなく実に多くの作家、クリエイター達も同感するだろうな。いや、自分もそう思うね。

  • ところどころでニヤリとしながら読了。しばらくブランキーに気付かなかったけど(笑)
    続編が前作を超えた珍しい作品。
    あとがきまで全てをきっちり読むのはこの人だけです。
    「お金を払って読んでくれた人こそ読者です」も同意。

  • 作者の言うところの読者ではないのかもしれませんが、前作も本作も図書館にて拝借。ぜひもう一度、このシリーズを読み直したいと思ったので本作と2冊、購入しようと思います。こーれはいつか映画化。期待してしまいます。激しすぎて難しいかな~。でも原作のおもしろさがもともとわかっていれば、観てみたい、感で観られそう。

  • 続編もエキサイティングな内容になっている。

    過去と現在を同時並行的に描いているが、
    最終的には物語の結末に収斂されてゆくので、
    読み進めるにつれ、脳内がスッキリしてゆく。

    それにしても、タイトルで損をしていると思う。
    いざ読めばハマることは間違いないが・・・

  • 亡くなった泰の過去と、泰の継承者争いを描く現在が交互に語られていく。特に泰の過去パートが面白い。
    色々な作品にインスパイアされていて、思わずにやけてしまう場面も。話の展開や表現の粗さはあるかもしれないが、すっかり心を奪われてしまった。いい小説とは言えないが、すごく好きな小説だ。

  • 2015/08/06。
    移動中。
    続編。
    雑司ヶ谷には既視感がある。
    当然、前作を上回る跳び方!

  • 前作から大幅な枚数増だけど、その分スピード感を失ったように思う。サブカル見地に立てば脱線も楽しいのだろうが、しすぎ。

    登場人物もあまりいきいきしてなくて残念だった。

  • 義蔵のファイトは、笑えたけど・・。

    まず、これは長すぎ。長すぎて、笑いの要素も冗長になって
    しまっている。

  • 相変わらずクレイジー

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著者プロフィール

東京都豊島区雑司ヶ谷生まれ。出版社に勤務したのち、2009年『さらば雑司ヶ谷』で小説家デビュー。11年『民宿雪国』が山本周五郎賞と山田風太郎賞の候補作となり話題に。著書に『日本のセックス』『テロルのすべて』『二十五の瞳』『タモリ論』『ドルフィン・ソングを救え!』などがある。

「2023年 『無法の世界 Dear Mom, Fuck You』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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