二十歳のころ 1 1937-1958: 立花ゼミ調べて書く共同製作 (新潮文庫 た 59-2)
- 新潮社 (2001年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (633ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101387222
感想・レビュー・書評
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戦前を生きた人の20歳はやはりみな激動だとおもった。
個人的にもっとも斬新な驚きがあったのは、曾野綾子さん。冷静で全体の事は目もくれずにひたすら自分と自分の身の回りに目を向けて、自分の能力とそれが実現できる仕事を見抜き、速い段階で小説家になることにしたのがとても印象的だった。貴賤なんていうものがほんとうにあるのかどうかはともかく彼女の見た世間には含まれていたのだということに驚き、いまの小説家の地位が高すぎるのではないかと疑問に思った。
大江健三郎さんは大筋はなにをいっているかわからないけれど、障害児を育てることになるくだりはどういう責任を負ってその道を選んだのか、理由はかいてあるけれど何の事をいっているかわからない。これはインタビュアーが立花隆であるからこねくりまわって意味がわからなくなっているのではないかと思った。
1巻はおおよそ戦争にまきこまれ、熱狂して喪失したひとと、それを外側からみて平静を装っている人の二種類に別れるかなと思った。どんなひとにも語るべき物語があって、それを見つけ出せている東大生とそうでない東大生がいたのかなぁとなんとなくわかった。
2巻のほうがたのしみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人の人生をどう聞いていくかということのヒントになる本。
迷った時に読みたい。 -
非常に面白い一冊。著名人から一般の人まで、幅広い方々の20歳の頃をインタビュー形式で綴った本。あの人物が20歳の時に何を感じ、また何を経験していたのか。体験談を通じて日本の歴史を垣間見れるだけではなく、人生についてのアドバイスも豊富に載っていた。若者だけではなく、幅広い人々に読んでもらいたい一冊。
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第一線で活躍する著名人も、20歳のころは悩み、そして将来に希望を抱いていたことを知ることができた。今も、ときどき、読み返しています。
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色んな著名人の若い時の事や,今の20歳の人たちへ向けてのメッセージ,色んな人の色んな思いが詰まった本だった.色々考えさせられた
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めちゃおもろい。
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配置場所:摂枚フマニオ
請求記号:080||S
資料ID:92031753