ツナグ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.92
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本棚登録 : 12183
レビュー : 1466
  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101388816

感想・レビュー・書評

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  • 死者と生者を会わせる「使者」という謎の職業の少年と、もう一度故人に会いたい人間、呼ばれる側の死者達。
    ファンタジー要素の強い大衆文学ですが考えさせられる部分は多かったです。
    自分自身、身内に自殺者がいるので尚更
    「もう一度会えたら何故死んでしまったのか問いたいか?」
    「伝え損ねた言葉はあるのか?」
    と思わず考えてしまいました。
    こればかりは賛否両論と思いますが私は死者には会いたいとは思えなかったので、この評価にしました。
    会って伝えたい言葉、聞きたい話、消化したい気持ち、
    死者に対して思うことは沢山ありますが、それでも私は「もしも」を信じずに今いる生者と向き合いたいと思いました。
    内容的には、人を想う気持ちが「死者」という職業を繋いでいくことが主人公の両親の話に顕著に現れていて、
    生きている側のエゴだけではない愛を感じました。

  • 映画化された所為もあって敬遠していたのですが、友人の勧めで購入。辻村深月作品はこれで6作目になります。
    結果から言えば、ほかの辻村作品と比べて、それほど面白いとは思いませんでした。たぶん僕が期待のハードルを上げすぎたのだと思うのですが、『かがみの孤城』や『スロウハイツ』を読んだ後では、後半でもっと大きな展開があるのではと、期待せずにはいられなかった。
    一方で、比較的長い作品が多い辻村深月さんの小説の中では、短くて読みやすい(半日もあれば読めてしまう)ということもありました。入門としてここから始めるのはいいかもしれません。

    • Meyさん
      映画を地上派でながら観てしまいまして…本を読む気になりました。
      命尽きる前…この世に生きている方との切ない物語に感動しました。
      初めて辻村さ...
      映画を地上派でながら観てしまいまして…本を読む気になりました。
      命尽きる前…この世に生きている方との切ない物語に感動しました。
      初めて辻村さん作品に出会えハマってしまうきっかけになりました。
      2019/06/06
  • お盆の時期に読めて良かった。
    あんまり話の展開とか好きでは正直なかった。
    ただ、おばあちゃんのこととか会えるなら一回のチャンスを誰に使うかとか考えられたのは楽しかった。最後に主人公の歩美が死んだ両親に会わない選択をし、おばあちゃんと会う約束をしたのが良かった。

  • 面白かったのだけれど、他作品に比べて感動は浅い。この設定で辻村深月なら、もっと良いものを書けたという気はする。
    なんだか、ここ最近で読んだ辻村深月の作品(ロードムービー、ゼロハチ、ツナグ)には、以前ほどの力や熱が感じられない。
    ゼロハチは厭に重かったが、どこか軽かった。こちらは、全体的に軽い。一人一人を長々と掘り下げる辻村深月の方が好きだ。

  • うーん
    話は素敵だしこういうのって人気でるよねっていうのはわかるのですが
    ごめんなさいどうしても文章が肌に合いませんでした orz
    言葉の選び方なのか、描写の性格なのか・・・
    最後まで読むのが、正直少し辛かった。
    話も読めちゃったし(一概に先の読める話がつまらないってわけではありませんが・・・)

    いわゆる「感動する小説」の部類です。

  • 映画化もされ、周りにも読んだ人が多く、期待しすぎたせいか、期待はずれ。5つの話があって、それぞれ死者と生者との再会話なんだけど、どれも深みがなくて同じような流れだったので、読んでいるうちに飽きてきてしまった。読みやすいけど深みがない。辛口でごめんなさい。あくまで個人の趣向。いつかまた読んでみたら違うかも。

  • 最初から最後までつまらない。つまらなずぎて、時間がもったいなくなって、急いで一気読みしてしまった。

  • 私も会いたい人がいるため、とても興味ある内容でした。これが、現実であったとしたら・・・私はまだ会う時期じゃないんだな~と

    辻村さん、もう一押し欲しいです(笑)

  • かなり以前に話題になってたし、本屋でも平積みされてて気にはなってたんだけど、縁が薄かったのかなかなか読む機会がなかった辻村深月・・・。
    で、今回、初の辻村作品。

    なるほどね・・・。
    良く言えば、透明感のある瑞々しい文章。けど、そだけなんだよなぁ。この「ツナグ」、心に響かなかった。
    ラストもアンハッピーじゃないし、自分的にはもっと評価しても良さそうな気もするけど、いかんせん、最後まで心に響かなかったからなぁ。

    物語の設定が、ちょっと現実離れしてるのが原因だと思うけど、ドップリとストーリーの中に入り込めなかった。

    ☆2個

    背表紙~

    一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「ツナグ」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員・・・・・・ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。

    自分には合わなかったな。
    映画化もされてるらしいけど、まぁ、借りてきてまで観たいとは思わない。

  • 様々な人の人生において「死」というものが身近に発生した時、「後悔」という気持ちが必ずどこかに存在していることが思いしらされる。この話はその後悔を解消することができるという話。その後悔をいかになくす暮らしができるのかを考えさせる内容。

著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

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