- Amazon.co.jp ・本 (565ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101389318
感想・レビュー・書評
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なんか凄い無理のある展開だった。
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新規購入ではなく、積読状態のもの。
2008/11/30~12/21
ミステリとホラーを融合したような本であったが、ちょっとご都合主義の強引な展開がいまいちのめり込めなかった。まあ、吉村作品はそういうの多いといえば多いんだけど。 -
この小説の舞台は、戸隠です。当店“小鳥の森”の実名で登場!ぞっとしますよ。
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本当は星なし。拝読しつつ「はあぁ?」「ああん?」、読了後「・・・・はあ。後悔」だったですよ。
それにしてもこの方、沢山ご本出してらっしゃるのねぇ。mitiはもういいやー。えへへー。
いろいろ肩書きもあるようでよござんす。著者の顔がチンパンジー桃ちゃんの相方に激似。 -
長野県警の新村警視は、長野中央署の工藤警部と共に戸隠高原にあるシーダーハウスの事件現場に訪れた。被害者は有名な女優である原田真帆とその夫である悟郎。真帆に外傷は見当たらないが、何故か手にしっかりと拳銃が握り締めてある。実弾は入っておらず勿論発砲された痕跡は無い。夫・悟郎の死体は裸体のままスッパリと鋭利な刃物で胴体から首が切り落とされ、その首は横向きに転がっていた。全ての窓には内側から鍵がかかり密室状態で、不思議なことに悟郎の首を切った凶器は部屋からもその周辺からも発見されなかった。
死んだ二人の過去を追ううちに浮上したのは悟郎が三歳の時に父親を殺した可能性と悟郎と真帆にそれぞれの心に住む特異な歪み。そして工藤警部の身に起こる怪異な出来事。新村警視は事件の真相へと少しずつ近づいて行く――。
評価をする時に星を5つにするか4つにするか悩んだ。厳密には星4.5という感じだ。
-0.5の部分は、「旨いらしいし、身体に良いが納豆は好きくないんだよ」に類似するつまらない個人の趣味・主観レベルの感覚的な問題でこういう評価にした。
勝手な御託を述べたが、これは文句無しに面白いと感じるし、それと同時に怖いとも感じる。
作者があとがきでこうしたためている。
――『殺意の発生にまつわる動機の部分と、捜査陣が直面する現象面においては、ホラーなら許されるがミステリーでは通常許容されない非日常性を与え、しかし、事件の真相を追及する本筋においてはミステリーとしての論理性を保持する』という構成の作品に挑戦してみたかった――
これはもの凄く成功してると賞賛したい。「やったね!吉村(先生)っ!」と叫びたい。この著者は、はずれが多い(失礼)が、これは一級作品だろう。
ホラー・ミステリー好きにはぜひお勧めしたい。そして物語に出てくる『日常的にあるモノ』に、私と共に怖がって頂きたい。
今、これを書いてるのは午前4時。勿論、あたしの部屋にも『日常的にあるモノ』がそばにある。
だからはっきり言って怖いんだよ!