- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101389431
作品紹介・あらすじ
「鬼」と呼ばれた火付盗賊改方長官の長谷川平蔵。その父親の初代平蔵が京都西町奉行に赴任した。平蔵の前に立ちはだかる京の町を騒がせる悪党たち。贋坊主が暗躍する「六勝阿闍梨」、錦市場を巡る陰謀に絵師若冲が巻き込まれる書き下ろし「錦の若冲」、人情の機微を描く「這っても黒豆」の三編を収録。京の風物詩も鮮やかに、新シリーズ、堂々の開幕。『祇園詣り 京奉行 長谷川平蔵』改題。
感想・レビュー・書評
-
鬼平犯科帳の長谷川平蔵宣以とは別人、父の平蔵宣雄の物語。京西町奉行として赴任早々、大きな捕物に取組む。個性的な配下の活躍も人情を絡めて大いに楽しめた。2017.9.8
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ご近所の話だぁって読んでみました。
最近の流行に乗ったお話という感じでしょうか、読みやすかったです。
ただ、京都に関する記述が説明書丸写しみたいなのがひっかかります。そういえば付属してついてた紙にこれ書いてあったよなあ、まんまだよなあとか、どっかから引用してきたんだなあって。そういうところって筆致があからさまに変わるので、読むリズムがくずれてしまうし、そもそもその説明、いる?みたいに感じてしまいます。
。
ご近所あたりの話が多いので、ああ、これちょっとアレだよねって思うところも多かったかな。話し言葉とかがんばっておられるんだけど、これ絶対言わないわとかちょいちょいあったり。仕方ないことと割り切って読むのが少しばかり残念。
こういう地元密着型みたいなお話ってつっこまれないよう描くのはとても大変なことだとは思います。でもきっちりかいてくれたらすごく嬉しいものです。
たとえ移住してもなかなか……むずかしいとは思いますけど… -
「京奉行 長谷川平蔵」
長谷川平蔵と言っても鬼平の父上の事だったんですね。
久しぶりの時代小説は良いですねえ。