- 新潮社 (2016年9月28日発売)
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感想 : 357件
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784101391441
作品紹介・あらすじ
同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。圭祐と同棲しているみひろは、長い間セックスがないことに悩み、そんな自分に嫌悪感を抱いていた。みひろに惹かれている弟の裕太は、二人がうまくいっていないことに感づいていたが――。抑えきれない衝動、忘れられない記憶、断ち切れない恋情。交錯する三人の想いと、熱を孕んだ欲望とが溶け合う、究極の恋愛小説。
みんなの感想まとめ
抑えきれない衝動と複雑な人間関係が交錯する物語は、恋愛や性に対する深い考察を提供します。幼なじみの三人が抱える感情の葛藤や、倫理観とのジレンマが巧みに描かれており、読者はそれぞれの視点からの心理描写に...
感想・レビュー・書評
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窪美澄さん3作目。本当に読みやすくて好き。
お兄ちゃんむっつりだなぁ〜苦手なタイプだわ〜と思ったけど、最後は無意識にお兄ちゃんを応援してた。
"同情している、というポーズで自分の身を守りながら、皆が皆、他人の家で起こった火事に油を注いでいた"
なんかぶっ刺さったなぁ。自分もそうゆう所あるよなと考えてしまった文章だった。
あー面白かった!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
倫理観のために感情を抑えなくてはいけない息苦しさを感じた。ポリアモリー(複数愛)という概念を聞いたことがある。人間普通に生きてたら一人の人しか好きにならないなんてことないと思う。いけないことなのか。
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近い距離、性の問題、事情を抱える人たち。
重くて息苦しい印象だったなぁと思う。
読後消化しきれない気持ちが残ったものの、若いということは自分の幸せを求めるため貪欲に進んでいいのだと、希望の見えるラストでそう感じられた。三人の視点から描かれる各章。どれもそれぞれの言い分、捉える世界の違い、抑えられない感情があるという巧みな心理描写が響く。正直なところ、みひろの気持ちがどこにあるのか段々わからなくなってきた。しかし、実際その人の立場にならないとわからないだろう。自分自身さえ切羽詰まると何を欲しているのか迷うことがあるだろうから。
控えられがちな女性側からの性に真正面から向き合った作品だと思う。ストーリーはドラマを見ているような展開だった。キャストを思い浮かべながら。
個人的には、裕太と里沙、ショウが海へ出かけたシーンが無性にやるせなくて好き。
気持ちと身体はいつも一体ではなく、些細なズレで関係性が崩れてしまったり。目の前の人に飛び込めばいいのに抱えきれない大人の事情があったりで、うまくはいかない。本能的な欲求にパートナーが答えることができないとしたら、という重いテーマを突き付けられたようだった。「誰も傷つけずに生きていくのは難しい」この一文が残って仕方ない。
この本を読んでいるとき、窪美澄さん、直木賞受賞を知りました。おめでとうございます! -
今では、少し寂れた商店街で、みひろ、圭佑・裕太兄弟は幼なじみとして育つ。その地域の濃密なネットワークの中で成長する。
兄圭佑は、みひろと結婚を見据えて同居を始める。
弟裕太は、自分の気持ちを抑えながら見守る。
それほど目新しい設定ではないのだけど、章ごとに、三人の目線から語りを変えていく。折り合えない身体と気持ちのすれ違いが生々しく描かれる。
変化する文章がそれぞれへの感情移入に心地よい。
自分にさえ掴めきれない本当の気持ちに正直になろうとする。それを許したいと願い、許されたいと思う。
シビアな内容をそんな事もあるよねって読ませてしまう感覚。
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同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。
同棲している圭祐とのセックスレスで悩むみひろ。
みひろの気持ちを繋ぎ止めようとEDの治療を始める圭祐。上手くいっていない2人に感づき みひろへの想いが抑えきれなくなっていく裕太。
これはあれですね。
アルコール飲みながら 女友達と何時間も語れるあれですね。
心と体は必ずしも同じ反応をするのか
どこからが浮気なのか
男女の友情はあるのか
理性を失うような場面に遭遇した時 ブレーキをかけられるのか
あの時 誓った愛は永遠に続くのか…
100人に聞いたら 100通りの答えがあるだろうし、正解なんてないし
浮気されたことがあるか、したことがあるか。これによっても 登場人物の誰に共感できるか違ってくるし。
わたしアルコール飲めないけど 語れると思う。
窪美澄さん やっぱり面白くて読みやすくて好きです。文章かな?設定かな? 内容は不妊治療や不倫やなんだけど少女マンガを読んでいるような感覚で
サクッと読み終えました。
そうだ!優等生でイケメンメガネ男子の圭祐と、自由奔放でカワイイ系イケメン男子の裕太の2人から好かれているみひろって…少女マンガみたいな設定じゃん。うらやま ( *¯ ³¯*)笑 そして不憫すぎる圭祐に幸あれ!!!
それにしても この商店街の人達 みんな浮気しすぎ笑
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神輿?と思って画像検索しました
すっご(°д° )!!
ブルーピリオドしばらく読んでないなぁ。
1Qさん、最初はかわいく
「奥さんのどこが...神輿?と思って画像検索しました
すっご(°д° )!!
ブルーピリオドしばらく読んでないなぁ。
1Qさん、最初はかわいく
「奥さんのどこが好き?」とかから聞こうかな
ディープなのはのちのち( ≖ᴗ≖)ニヤッ笑2023/09/03 -
奥さんのどこが好きですって…?
そんなの遠い昔に忘れちゃいましたよw
今もあの当時の気持ちがあればきっと夫婦円満ですよw奥さんのどこが好きですって…?
そんなの遠い昔に忘れちゃいましたよw
今もあの当時の気持ちがあればきっと夫婦円満ですよw2023/09/03 -
2023/09/03
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一緒に生きていくとき、その時に考えたこと、考えること、がある意味赤裸々に描かれています。
みひろちゃんは正直でかわいい。
最初の第一印象からきまっていたのではないかな。
お兄ちゃんと、弟と。
学生の頃に読んだタッチ。
南ちゃんの気持ちは第一印象で決まっていました。
誰もが選ぶであろうとおもったひとは違っていたのです。
結果として自分が選んだ道は正しかったし、それで幸せになっただろうな、間違っていなかっただろうな、と思わせてくれます。
みひろちゃん、よかったね。
お兄ちゃんも、弟さんも。 -
同じ商店街の幼馴染、圭祐、裕太兄弟とみひろ。
圭祐、裕太兄弟は幼い頃からみひろに恋心を抱くが、弟がみひろに気があることに気づいていた圭祐は、裕太より早くみひろに告白をし、同棲する。
みひろは圭祐の同棲生活に長い間セックスが無いことに悩み、同時にそんな自分に嫌悪感も抱いていた。
弟の裕太は、兄がみひろと同棲をを始めても、気持ちをなかなか断ち切れずにいた。
そんな時、みひろが兄とうまくいっていないことに気がつく、、、
どの登場人物の気持ちにものり移れるほど、その登場人物それぞれの気持ちが丁寧に描かれている。
みひろ目線、裕太目線、圭祐目線、それぞれの方向から物語は綴られていくが、どこか切なく、しかしどこか救われる、一言では簡単には表現出来ないような物語がこの一冊に詰め込まれていた。
まるでドラマか映画を見ているような、、、
そんな気持ちになる一冊だった。
恋愛小説はそれほど読まないが、これはそんな私にもなかなか良かったと思う。 -
窪美澄さん初読みです。直木賞を受賞されたのを機に手に取りました。
感想としては……誰に対しても共感できなくて「何だかなぁ」って感じですかね。
真面目だけどちょっと面白みのない兄と、おちゃらけてるけど人気者の弟。
その二人と三角関係に陥る幼なじみの子。
不倫やら浮気やらする人達。
いや……なんか無理。
こんなごちゃごちゃした関係を続けられる彼らにちょっと辟易しちゃいました。
強いて言うなら、兄の圭祐の心情は分かるかなぁ?
自分が長子だから気持ちが分かるというか、逆に弟みたいなタイプは単純に苦手ですね。 -
何か上手くいかない時って
きっとこんな状態なんだろうな
と俯瞰して見られた
気をつけよう -
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生々しい性欲と愛情なのに純粋に好きになる思いも感じられて...個人的には好きな物語の終わりかたでした
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高校生くらいのときに一度読んでいて、その時はなぜだか難しかった。頭に入ってこなかった。だけど、最近同じ作者さんのアカガミという本を読んで、面白いと感じたのでこれは今どうだろう?と思って読んでみた。昔よりも文章がすんなりと入ってきて、ところどころ笑える場面もあった。当時よりも私自身たくさんの経験をしてたくさんのことを学んだからなのかなと思う。昔はあまり好きではなかったり、難解だったり、共感できなかったものが読み返すと逆になっている。それがまた小説の面白いところだな
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窪美澄さんの本はまだ2冊目だけど、この本も登場人物の語り口調とか諸々、すごく身近に感じる。だからラストでちょっとした放心状態になる。
また違う本を読んでも、こんな感じになるのかな?
誰しも心の中で感じた事を全部なんて出せない。特に近い人には話せるようで案外「絶対」話せない事が多いように思う。
不器用な圭ちゃんに共感した。圭ちゃん、頑張って! -
誰も悪くないのに、みんなが誰かを傷つけていて、読んでいてなんだか苦しい。
みひろの「からっぽ」は、誰にでもあるもの気がして、どこか他人事ではない。誰かに満たしてほしくて、でも本当は自分でもどうしたらいいのかわからない、ような。
綺麗じゃない感情ばかりなのに、そこにちゃんと人の温度があって、読後も余韻ばかり。
ーー
里沙さんは今まで会った人のなかでいちばんくらきにやさしい人だ。やさしくて、そして、だらしなく人を許す。 -
性欲とは、処理しなくてはいけないもの、コントロールできるべきもの、あたり前のようにその不完全さを愛情で補完できるはずのもの。そういうふうに捉えてしまうが、その実、どうしようもなくなすすべもないもので、愛情だとか思い遣りだとかそういった感情とリンクさせて理屈で考えようとすればするほど、自分の欲望と感情との不一致に悩まされてしまう。
性欲に突き動かされて形振り構わず行動するのは、インラン、と軽蔑されるようなことかもしれないが、その必死さ、褒められた欲ではないからこその葛藤や罪悪感にも少し理解できるところはある
「やめるときも、すこやかなるときも」を読んだ時にも感じたけど、登場人物が軽く恋に落ちる。どうしてこの人に惹かれたんだ?と若干引っかかる部分もありつつ、まあ現実もこんなもんかと。
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もどかしいっ!
この兄弟も、幼なじみの女の子も、
自分の気持ちを伝えられないことで、
自分が思ってもみないことを相手に
感じさせてしまう。
言葉の選び方やタイミング。
気持ちの伝え方を考えさせられた。
育ってきた環境で自分の伝えたいことが
うまく伝えられなくなってしまったんだね。
親の影響力は、偉大だね。
それにしても、窪さんは、感情の描き方が
うまいですねー。 -
ふがいない僕は空を見てからの窪美澄さん2冊目。
窪さんの官能的な表現のうまさにはまぁ驚かされる。
“ 私のからっぽに栓をして欲しかった。限界ギリギリまで怒張した圭ちゃんで私のなかをこすり続けて甘い声をあげたかった。”
怒張した圭ちゃん、なんて表現普通に生きてたら聞いたことないのに、こんなにピッタリハマるなんてほんとにすごい!
しかも、3人の違う視点で進む展開、同じ世界線のはずなのに、それぞれの視点でここまで物語が変わるものかとほんとに驚かされる。
恋愛ってほんとに都合よく進まなくて、理想と現実の乖離だったり、意志と行動が見合わなかったりがあると思います。
共感できるところも、なんでだよと思うこともあったけどリアルな恋愛模様が見れて面白かった。
全然まとめきれないけどすごい好きな作品でした。 -
読みやすい。
最初はテンポよくて、やっぱり窪さんはおもしろいなーとワクワクしながら読んだんだけど、「ふがいない僕は~」が良かったから、ハードル上がったのか、思ったより普通の終わり方だった。
でも、弟の方に行ってしまう気持ち充分理解できる。っていうか羨ましい。
現実だったらかなり厳しいと思うけど。
お兄ちゃん可哀想だけど、しょうがない気もする。 -
あーー人間ってホント面倒な生き物だよなーーー
体裁を装っていてもみんな内にざわざわしたものを秘めている。
そんな登場人物たちのダメさがリアルだった。
この人たちが暮らす商店街という面倒なコミュニティの中で
それぞれが同じ穴のムジナのように
この先もどうしようもない事を繰り返していくんだろうなぁ。。。
この閉塞感から抜け出した圭佑は
多分本人でも想像できない所に進んだのか堕ちたのか
まだわからないけど、優等生という殻を破って楽に生きられるんじゃないかな。
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著者プロフィール
窪美澄の作品
