女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3219
レビュー : 340
  • Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101394329

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーの中身より、雰囲気、空気のきれいさが印象に残る。
    話も、動きも、場面も、洗練されている、洗練された人たちが動いているという印象だった

  • はじめて読んだ森先生の本。
    たまたま生協で見つけて表紙に惹かれて購入したのは大学2年頃かな?

    それ以来先生の虜です。
    いつ読み返そうか、お楽しみは後にとっとく人間なのです。

  • ミステリーをよく読む人には展開が読めてしまうかもしれません。
    しかし、それを差し引いてもあまりある美しい雰囲気。序盤から持ってかれます。

  • 近未来の話で、この時代設定というか、舞台設定が面白い。
    未来の技術と過去(現実世界での現代)の技術が入り混じっていて、その世界観にまず惹かれてしまいました。
    結局どれだけ文化が進化し、技術が発達しても人はそれほど変わる事はないんだろうな、と妙に納得してしまった。

  • 永い眠りに就くことが幸せなのか。
    人は延命したいのか。

    国の背景を理解するまでだいぶかかりました。。

  • 今よりずっと科学技術が進歩している世界。
    しかし舞台は技術の進歩から取り残された町。
    事故で遭難同然となった主人公ミチルは、相棒のロイディと共に、女王がいるという町に導かれる。

    一応密室殺人がテーマっぽいが、舞台が未来であるため、衛星電波を用いたネットワークだの万能スコープだの、よく分からないテクノロジーが色々と登場する。
    そのため、トリック云々より「まぁ、そういう技術があるんじゃないの?」という疑念が常に付きまとう。
    案の定、というか、真相を明かされてもミステリ特有のカタルシス感が薄かったのは残念。
    舞台設定にはふんだんに凝っていて面白いが、それに比べるとストーリーがお留守になっている印象。

  • 自我が二つであると理解したとき、宮殿が広く感じた。
    もっかいよもかなあ。

  •  人形のロボットが人間の隣で働くような高度に機械化した文明の中で、女王がいる街に迷い込んだ主人公ミチルが殺人事件に巻き込まれ、事件の謎を解こうとするうちに自分の過去と向き合うことになるSFミステリー。
     
     愛する人の喪失、記憶や自己認識、自分とは何か、何のために生きるのか、など、殺人事件を追うミチルの葛藤を通じて、自分の気持ちも上がったり下がったりと激しく変動した。最後のあっと言わされる仕掛けも鮮やか。

  • ―――2113年の世界。
    小型飛行機で見知らぬ土地に不時着したミチルと、同行していたロイディは、森の中で孤絶した城砦都市に辿り着く。
    それは女王デボウ・スホに統治された、楽園のような小世界だった。
    しかし、祝祭の夜に起きた殺人事件をきっかけに、完璧なはずの都市に隠された秘密とミチルの過去は呼応しあい、やがて―。
    神の意志と人間の尊厳の相克を描く、森ミステリィの新境地。


    久々に森博嗣を読んだ

    ミステリーとSFに、ロジカルな文章と詩的な文章がうまく組み込まれて
    神秘的な雰囲気やったなぁ

    人間に自由意志は存在するのか
    生と死の境などどこにあるのか
    「導かれて」生きることは果たして幸福なのか

  • 「生きることとは?」
    返すことのできない問いが突きつけられる。

    生と死の境目は“不確定”だ。
    どんな状態なら“生きて”いて、どんな状態なら“死んで”いるのか。

    それを考え続けるのが人間なのか。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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