女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 341
  • Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101394329

感想・レビュー・書評

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  • 「生きることとは?」
    返すことのできない問いが突きつけられる。

    生と死の境目は“不確定”だ。
    どんな状態なら“生きて”いて、どんな状態なら“死んで”いるのか。

    それを考え続けるのが人間なのか。

  • この本は私にとって初めての森作品でしたが、読み合わった後の動悸が止まらなかったことがとても印象に残っています。
    ファンタジーとしてキャラクターや設定が素晴らしいのもさることながら、
    文章の美しさ、構成の美しさが当時の私にはとても衝撃的でした。
    森博嗣の理系文章が苦手な方にもお勧めの逸品です。

  • 「死ぬ」って何だろう?
    概念一つで人間社会はこうも変わってしまうのか。

    人間って、複雑に見えて根っこは凄く単純な作りなのか?

  • 全体として無機質な印象を受けた。さくさくと、淡々と進められる一冊。また読みたい。

  • ミチルがたどりついた街はとても不思議なところで、常識だと思ってることが全然違ってあらためて死など考えさせられました。

  • 独特な雰囲気で好きです。さすが森先生。

  • 2113年の世界。小型飛行機で見知らぬ土地に不時着したミチルと、同行していたロイディは、森の中で孤絶した城砦都市に辿り着く。それは女王デボウ・スホに統治された、楽園のような小世界だった。しかし、祝祭の夜に起きた殺人事件をきっかけに、完璧なはずの都市に隠された秘密とミチルの過去は呼応しあい、やがて―。神の意志と人間の尊厳の相克を描く、森ミステリィの新境地。(「BOOK」データベースより)

  • 好きな森博嗣さんの中でも特に好きな作品の一つ。こういう世界観って、どうやったら思いついて、さらにそれを文字にできるのかな。森博嗣さんの理系的なところは、もろ文系の私にはいまいちピンとこないときもあるんだけど、でもそれも含めて好きだな。

  • ★3.5
    森さんの哲学的な文章が好きだ。
    自分の脳みそにふっとふれるような何かがあって怖いと感じるときがある。
    全くわからない、見えない、想像できないそういったものにぶつかった時のような感覚になる。
    本の解説の人間の意志が発生する前に神経が反応する。という話をこの本を読み終わった後に知ると、ますます生きることについて考えさせられる。
    本当は人に意志などないんじゃないか。
    人は所詮大きな何かの駒なんじゃないか。
    宗教のような感じもあって独特な雰囲気がある本だと思う。

  • SFミステリー。
    神、信仰、科学が大きなテーマなのかなと思った。

    高校生のとき、進学塾での現代文の授業を思い出した。
    「近代とは’脱魔術化’した時代である。
    人々は神を信仰するかわりに、科学を手に入れた(依存するようになった?)」
    記憶が曖昧だけど、確かこんなことだったような。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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