迷宮百年の睡魔 Labyrinth in Arm of Morpheus (新潮文庫)

  • 新潮社 (2005年5月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (592ページ) / ISBN・EAN: 9784101394336

感想・レビュー・書評

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  • 感想を書いてる所でアプリが落ちました。本当にありがとうございます。

    えーっと。まとめから入ろう。四季冬読んでいない人は絶対読んじゃダメ。フリじゃないからね。



    これを読んだ後四季冬を読み返して解決。クジ・アキラは久慈昌山の娘、サエバ・ミチルは四季の子供。クローンっていうのも解決。メグツシュカは四季のクローン。子音も「mgtsk」で真賀田四季と同じだね。ついでに四季冬の犀川は犀川と西之園の子供。本家犀川は社交辞令なんて絶対言わないし。まぁ言われてみればの話なんだけど。デボウ・スホといいメグツシュカといい目の表現が四季と同じで気になってはいたんだよなー。メグツシュカの秘書のパトリシアも四季冬で四季の秘書してるし。そうするとなんでパトリシアはメグツシュカの秘書をしてるかっていう問題が出てくる。

    僕はメグツシュカの身体は四季のクローンだけど脳は四季なんじゃないか、と思う。本作のミチルとの会話からもそんな感じがした。つまり四季はもう精神体になっていて、クローンの身体を通じて外部に発信している、と。しかし、四季冬のラスト「スイッチを切った」とか明らかに本家犀川がいることがやや不可解。訂正。四季の身体はたくさんある。脳は一つ。どうだろうか。

    この百年シリーズ三冊目が全てのまとめになると思うが、GシリーズもXシリーズも完結までまだ数冊ずつ残している。脳だけ残してでも最後まで見届けたい。

    もう少しだけ書く。ウォーカロンって「walk alone」か。…本当に少しだった。

  • 物語を読む、というよりも空気感を掴む作品。ミステリ調のシナリオながら、全体を纏う雰囲気はどこか柔らかい。

  • 【内容(「BOOK」データベースより)
    周囲の森が一夜にして海と化したという伝説を持つ島イル・サン・ジャック。22世紀の旅人ミチルとロイディがこの島で出会った「女王」は、かつて別の地に君臨した美しき人に生き写しだった―。王宮モン・ロゼで発見された首のない僧侶の死体、犯人と疑われたミチル、再び消えた海と出現した砂漠。謎に満ちた島を舞台に、宿命の絆で結ばれた「女王」とミチルの物語の第2章がはじまる。】

    面白かった。
    前作よりも、読んでいてワクワクした。
    ロイディとミチルの会話が楽しい。

    メグツシュカとミチルが会話すると、ドキドキする。

  • 周囲の森が一夜にして海と化したという伝説をもつ島イル・サン・ジャック。22世紀の旅人ミチルとロイディがこの島で出会った「女王」は、かつて別の地に君臨した美しき人に生き写しだった-。王宮モン・ロゼで発見された首のない僧侶の死体、犯人と疑われたミチル、再び消えた海と出現した砂漠。謎に満ちた島を舞台に、宿命の絆で結ばれた「女王」とミチルの物語の第2章が始まる。
    迷宮百年の睡魔 より

    このシリーズは、とても高度な想像力の上に構築されている.
    途中で、
    瞼が重くなり、
    目を閉じて、
    思考の中へ飛び込むと、
    目を開けているときには気がつかなかった
    つながりに気づき、
    そして、
    謎は深まる.

  • SFの要素を持った幻想小説。
    生きているとはどのような状態なのかを考えさせられた。眠っている時は死んでいることと同じなのか。

  • これが書かれたのはおそらく25年前。まだ、その世界は遠いように感じる。ただ、AIの進化というか進歩に関しては、近づいているような気がしなくもない。デジタルネイティブが世の中の大半をしめたら、次のステップへ急速に進むんじゃないかと予測はしている。それはさておき。ミチルとロイディが訪れた島は謎に満ちている。そして、女王の思惑が満ち溢れていた。そうか、こうしてWシリーズに続くのかと思ったし、まあ、読まんでも差し障りないのは、それはそう。とも思った。それはともかく「個」もしくは「私」とはなんぞや。と考えてしまう。

  • 22世紀を舞台にした近未来ミステリ。ウォーカロンと呼ばれる人型のロボットが登場するが、それが物語の鍵にもなってくる。王道のミステリに慣れた人にこそぜひ読んでいただきたい。森博嗣の技巧がふんだんに盛り込まれた作品に引き込まれることだろう。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 10年ぶり?くらいに再読(2021.06)
    3作目読めていなかったため復習のつもりも、海が〜という場面以外詳細は記憶の彼方に消えていて、犯人は誰だっけ?と。

    ★振り返り
    ジャーナリストとしてほぼ鎖国状態の海辺の街を訪れたミチルたち(イメージはモン・サン・ミシェルぽい?)。取材を進める上でまたしても殺人事件に遭遇。そして首をつっこんでいく笑笑
    街に感じる違和感は?外界と隔絶された街で起こる認識のズレはいつ治るのか?取材はうまく行くのか。100年シリーズ二作目。

    ★感想
    前作よりもミチルとロイディの新しいコネクションが強くなり、
    ミチルとアキラという過去の関係性の未知の部分が露呈し始める。色々な謎を残したまま(読み取れなかっただけかも?)終幕。

    自分とはなにか?認識している世界は正しいのか?前作に引き続き、生きている、死んでいる、とは?死生観に疑問を投げかける。
    永く眠りにつくだけ、という表現が頭にこびりつく強さ。

    出番は特殊だが、デボスホウの存在がチラつく。ミチルの物語はどこへ行くのか。しかし三部作。。

  • ミチルとロイディがイルサンジャックに取材に行く話。途中ミチルが昏睡して一年が経過していた話は面白かった。

  • 改めて読んでみたら、そのままWWシリーズとつながっててびっくり。
    百年シリーズは3作目は実際には赤目姫だったけど、ミチルとロイディの幻の3作目にあたるところがWシリーズ以降に謎として埋め込まれたという感じなのかも。
    シキもよく話し、考えがわかりやすい。以前と全然違って読めた。
    読み返すたび違って読めて楽しい。

  • 3.5
    百年シリーズ第2弾。人口が減り転々とした都市社会が形成されてるような世界。サエバミチルがクジアキラが生前訪れていたモンロゼに。前作のデボウスホの母メグツシュカが女王。首切り殺人。冬眠技術を使って知らずにウォーカロンに出された頭脳が自身の体を殺させる。一つの頭脳で二つの体。ミチルはクジアキラの体に、ミチルの頭脳だが、ウォーカロンであるロイディ側に頭脳がある。ミチル、デホウはクローンらしい。クローン技術、冷凍技術や人工冬眠。ウォーカロンの体と人間の頭脳をもつ存在。その切り分け。永遠が見え始めるようなテーマ。
    メグツシュカが島を回転させ一夜にして島の周囲の状態をかけ人工な分離を仕掛ける、もう生きていないことを示唆するあたり、マガタシキを想起させる感じ。

  • 4

  • こちらも再読。忘れていた登場人物にふふり。
    そういえば森さんの本は色々好きだけれど、人に勧めるのは決まって百年シリーズです。

  • 森博嗣百年シリーズ第2作
    前作とこの作品だけが新潮社から出ているようだ。新しく講談社から出たようなので、このシリーズ一式講談社へ移行したのかな。

    今回も美しい女王が住む、伝説のイル・サン・ジャックという謎の島に、サエバ・ミチルと相棒ロイディが招かれる。やはりミステリーなので、奇妙な事件が起こるのであるが、そこは舞台が未来だからか奇想天外な結末という感想しかない。
    しかし、今回のミチルは前作に比べてなかなか推理が冴えているように感じたが、これはミチルが抱える特殊な状況がそうさせたのだろうか。現在から100年後くらいが舞台なので、やはりSFっぽいところがなんとなく魅かれる。SFとミステリーの両方を味わえるとは、なんとも贅沢な作品なのではないか。
    後、悪役と思った警官のカイリスが、なんかいいやつじゃないかというのが印象的だったな。

    さて、ここの女王はメグツシュカとな。メグツシュカ、メグツシュカ...、mgtsk...、うーむなんとなく、この女王様の雰囲気が...。
    GシリーズとXシリーズを読んでからの再読なのだが、最初に読んだときは気づかなかったことが結構あるものだ。しかし、森ワールドの壮大さには驚かされる。

  • 百年シリーズ第2弾。
    前作にも増して、楽しめました。

    森さんの描く
    この世界観が好き。

    今回は孤島が舞台。そこにいる女王は前作の女王の母。
    その島は一日一周回転している。
    島の周辺は一夜にして森から海へ。そして海から砂漠へと変わってしまう。それなのに、そのことに大した興味も持たない街の人々。

    本物の人間とウォーカロンが共存している世界。
    ミチルとロイディの会話と関係が好き。

    人間って何だろう?
    いつも漠然と思っている。
    生きてるって何?死ぬって何?
    心はどこにあるの?脳?体?

    そんなことを考えているのは自分だけではないんだなって思わせてくれる。
    でもやっぱり答えは見つからない。
    それが、それこそが生きるということなのかもしれない。

    第3弾も早く読もう。
    そして関連作品もあるみたいだから、それも読みたい。

  • 記念すべき、今年に入って読んだ100冊めの本はこちら。
    前作より好き。モン・サン・ミシェル行ったことがあるので情景をイメージしやすく、尚更かも。

  • 久しぶりに再読

    Wシリーズを読んでいて少しでも詳細が知りたくて読みなおした

    僕は最近寝たい
    ずっと寝ていたい
    寝ている状態が自然だとしたら、僕はもう怖い何かが無くなってしまったのかもしれない
    現実より夢の世界のほうが楽しい

    ミチルは誰のクローンなんだろう
    四季のクローンなのかな

  • またもや想定外のラストでした。。。

    機械であるロイディの会話が変化しているあたり、それ位の成長はAIとしてあるかも、と思っていたが。。。

    いよいよ人間とは何か、自我、イノセンス、
    自分には到底理解しきれない、というか、整理できない。。

    色々考えるのだけれど、考えていないような行動をとるミチル。

    今回こういった事例を体験して、どんな考え方をするようになるのだろうか。。

    女王の存在も、自分の意思なのか、もっと上の立場の人間に命じられているのか。。

    なんか凄く硬い文章になってしまったが
    本作はとってもふわふわしているのが不思議。。

  • ロイディとの会話がどんどん面白くなってる。
    メグツシュカが真賀田四季でミチルがミチルなのかな。とか今まで読んできたところなんかも想像すると楽しい。こんな設定ありえないけど、引き込まれて一気読み。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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