親不孝長屋 人情時代小説傑作選 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2007年6月28日発売)
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感想 : 44
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  • 本 ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101397245

感想・レビュー・書評

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  • 「神無月」が良かったです。特にラストの文章には、しびれました。

  • 市井もの。池波正太郎、平岩弓枝、松本清張、山本周五郎、宮部みゆきによるアンソロジー5編。感涙必至と裏表紙にあるが、それは煽りすぎ。文章に傍点多すぎ、煩わしい。★は厳密には3.5。

  • 時代小説の名手の短編が5本入ったアンソロジー。どれも短くて読みやすく、おまけにほろりとくる作品揃い。暇つぶしに読むにはもってこいの本。

  • 池波正太郎、松本清張、山本周五郎、宮部きゆき、平岩弓枝の大御所のアンソロジー。
    読み応えがあって気楽に楽しめた。
    しかし、余談だけどミス・ペレグリンから森博嗣の近未来の世界、そしてこの江戸時代の市井の人々。時間の旅をしているようだ。実に面白い。

  • 普段読まない時代小説。
    頁数も少なくて、何よりタイトルに惹かれて手を取った。
    名だたる文豪たちは、殆どこれが初読。でも、思ったより意外とすんなりと読めた。
    これが人情か、これが時代小説か、と感じた。

    「邪魔っこ」が個人的には好ましく、最後の言葉で時には視点を変えることも必要なんだなと感じた。
    そして安定の宮部みゆき。短編なのに、深くて面白い。ドラマがあるのが、すごい。

  • 傑作人情時代小説五編

  • 江戸時代の市井の人々の悲喜交々。
    人情小説集。感涙必至まではいかないけれど、切なさを覚えた。

  • 目次
    ・おっ母、すまねえ 池波正太郎
    ・邪魔っけ 平岩弓枝
    ・左の腕 松本清張
    ・釣忍 山本周五郎
    ・神無月 宮部みゆき

    体調不良につき、休み休み読める時代小説の短編集を読んだ。
    親不孝という括りながら、親を好きだからこそ反発してしまう息子や、親代わりを頑張りすぎて弟や妹に冷たい仕打ちを受ける長女や、妻を守るために親と決別する息子などいろいろ。
    子どものために罪を重ねてしまう親は、それをさせてしまう子供が親不孝ってことなのかしら。

    運命がすれ違い、思いが掛け違ってしまったゆえの哀しい出来事もあるけれど、基本的には互いを思いやる気持ちを下敷きにしているので、読後感はとても良い。
    ただ、「神無月」については、犯罪が成功したほうがいいのか、罪を重ねることなくお縄になった方がいいのか、未だ判断がつかない。

  • 人情時代劇の傑作を厳選。この5編は短編傑作の宝です。

  • 「たそがれ長屋」関連本。桜庭一樹さんのエッセイで見かけた時代小説アンソロジー。
    どれもジワジワとよいが、いちばん好きなのは「釣忍」かな。

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