親不孝長屋: 人情時代小説傑作選 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101397245

感想・レビュー・書評

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  • わたしみたいな「時代小説」初心者には、こういうアンソロジー、うれしい。

  • 人情時代小説が5編。
    宮部さん目当てでしたが面白かったです。池波正太郎「おっ母、すまねぇ」、平岩弓枝「邪魔っけ」、松本清張「左の腕」、山本周五郎「釣忍」、宮部みゆき「神無月」。さすがな人選。
    宮部さんのがいちばん好きかなあ。「釣忍」も素ばらしかったが。

  •  池波正太郎、平岩弓枝、松本清張、山本周五郎、宮部みゆきの五人の短編小説が収められています。

     どれも飽きさせない、読ませてくれる作品です。豪華なお話ですねー。時代小説、やっぱり好きです。

     宮部みゆきは推理小説(模倣犯はさすがに面白かったのですが)よりも時代小説の方が面白いかも、と思っちゃいます。

     平岩弓枝の作品はそう読んでいませんが、淡い恋情が絡んだお話が多いんでは、と思います。「幸福の船」を読んでいて、そう思いました。お気に入りです。

     松本清張の作品をまともに読んだの、初めてです。ドキドキはらはらさせられました。参りました。

     これはホント、お勧めです。

  • 5人の作家の時代劇競作。池波正太郎、山本周五郎は秀逸

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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