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- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101397337
感想・レビュー・書評
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「ジャズ大名」かつて古谷一行主演の映画を見てドンチャン騒ぎの記憶しかない。「忠直卿行状記」家康の孫松平忠直の乱行の原因をその生育歴に絡めた。2019.9.23
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新潮文庫の時代小説アンソロジーの作品。サディスト、性豪、軽薄、おバカな6人の迷君の姿を重鎮たちが描く。
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書名の通り困った殿様を描いた6篇を集めたアンソロジー。
筒井康隆、柴田錬三郎、池波正太郎、小松重男、神坂次郎、菊池寛の布陣はバランスも絶妙。
ジャズ大名だけ既読で30年ぶり位の再読。城中の家臣が楽器(らしきもの)を持ち寄っての大ジャムセッションはやっぱ秀逸。セッションの夜が明けたら文明開化の夜が明けていたという落ちがいいね。
菊池寛の忠直卿行状記は君主の孤独が描かれて短編なのに読み応え十分。