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- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101401256
感想・レビュー・書評
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大人の男、あるいは女の、ふとした瞬間に見せる魅力。
あるいは、老い、衰えが見える瞬間。
ワインの味わい、花の造形の美しさ。
こういったものが、切り取られている文章が並ぶ。
本当にこの人の文章はうまい。
と同時に、こういう大人の世界に、自分は身を置くことなく終わりそうな気がする。
ただ、これは、単に私が未熟だというだけではなさそうだ。
光野さんが伊丹十三さんを追悼する文の中で書いたように、「本物」を教えてくれる文化人がいなくなってしまったこともあるようだ。
昔はよかったという後ろ向きな考えに陥ってもよくはないけれど、どうやって自分の感性を磨いていけばいいのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示