解剖学個人授業 (新潮文庫)

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レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101410333

感想・レビュー・書評

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  • 鍼灸学校の課題として感想文を書いた。南伸坊さんの本だったので簡単な内容かと思っていたのだが難しい。哲学書のようだった。解剖学の本ではあるが、根本的な話が展開する。読み応えあり。

  • 言葉はものを切るから始まり、耳小骨の進化の過程や孔雀の目玉模様の理由など面白いトピックがいくつかあった。先生達の会話部分で理解できず、ついていけない点もたくさんあったが、それでもわくわくしながら解りたいとページをめくることができた。

  • 「南伸坊の個人授業」シリーズの一冊です。

    養老孟司の専門は解剖学です。多くの著作がありますが、「ものに名前をつける」ことについての哲学的洞察から、「情報」は人間の脳の中にあるという話にまでたどり着き、そこから人間社会のさまざまな現象を、思いもかけない切り口から論じて見せてくれます。そして、本書で生徒役を務める南伸坊は、養老の示す「切り口の妙」を「おもしろがる」才能を存分に発揮しています。

    養老の話はいわゆる解剖学の枠組みを超え出てしまっており、それを伝える南の話しっぷりも単なる解説の枠を踏み越えていますが、淡々とした語り口でとんでもない結論へと導いていく養老の議論の、ビビッとなる場所を的確に取り出しているという意味では、絶妙のコンビネーションを見せているのではないかと思います。

  • 【本の内容】
    ネズミも象も耳の大きさは変わらない!?

    えっ、目玉に筋肉あるの?

    誰もが知りたい体のしくみ。

    でも、解剖学はそれだけでは終わらない。

    解剖して名前を付けるってどういうことなんだろう。

    ハゲおやじの「頭」と「額」の境目はどこ?

    器官は何のためにあるの?

    そもそも何かのためにあるの?

    落語や二宮尊徳、哲学や社会に話が飛躍して、好奇心は無限に広がる、シリーズ第3弾。

    [ 目次 ]
    解剖学事始
    人間はなぜ解剖をするのか
    落語と孔子と二宮尊徳
    大腸と小腸は同じ!?
    耳小骨
    目玉の話
    セクシイの巻
    形からわかること
    科学の哲学の話
    無限と解剖学
    脳にとって冗談とは何か
    奇抜な結論
    世界1、世界2、世界3
    現実とは何ぞや
    忘却の彼方
    人体の不思議
    蛇の足の解剖学

    [ POP ]
    「ことばにはものを切る性質がある」という一文に感激してしまう。

    伸坊さんと一緒にふんふんと肯きながらちょっとだけわかったような気がして快感である。

    学問は「おもしろ主義」でいいといわれて嬉しくなる。

    そんな本。

    伸坊さんは「わからないこと」をわかっている優秀な生徒で養老先生はわかりやすい日本語で話すことができる希有な学者である。

    面白くないわけがない。特に第10講の<無限と解剖学>から後の展開にはめちゃくちゃ興奮した。

    無限について考えるときにメリーミルクの缶や落語の話から入る。

    入り口は身近なものだけど深遠な謎にいつのまにか誘われている。

    人間はどうして答えがわからないことを考えるのか。

    難しいけどたのしい。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • (2002.08.08読了)(2002.06.28購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    ネズミも象も耳の大きさは変わらない!?えっ、目玉に筋肉あるの?誰もが知りたい体のしくみ。でも、解剖学はそれだけでは終わらない。解剖して名前を付けるってどういうことなんだろう。ハゲおやじの「頭」と「額」の境目はどこ?器官は何のためにあるの?そもそも何かのためにあるの?落語や二宮尊徳、哲学や社会に話が飛躍して、好奇心は無限に広がる、シリーズ第3弾。

    ☆養老孟司の本(既読)
    「唯脳論」養老孟司著、青土社、1989.09.25
    「解剖学教室へようこそ」養老孟司著、筑摩書房、1993.06.25
    「考えるヒト」養老孟司著、筑摩書房、1996.07.10

  • 良くも悪くも養老節。なので苦手な人にはちょっと苦手かも。
    個人的には「免疫学個人授業」の方が好きだなあ。
    解剖学云々の哲学っぽい話しよりも、「へえ」と思えるような各論の方が面白く感じた。


    へえ、と思ったことメモ。
    ・解剖学=切ること、の話しで出てきた「陰毛と体毛の境目は?」の話が面白かった(p25)
    ・生まれたばかりの赤ん坊の鼓膜は大人の大きさの九割くらい。体に比例した大きさだったら、聞こえる音がみんな高くなってしまう(p60)
    ・われわれ(人間?哺乳類?)の持ってる顎関節がよく外れるのは、進化的にまだ新しくて出来が悪いから(哺乳類になる段階で耳小骨を顎から外して耳の中に入れた)(p64)
    ・涙腺は目頭じゃなくて目尻の上。出てきた涙は目頭側の涙のうに流れて鼻に通じる。泣いて出る鼻水は涙。(p72)
    ・キンタマぶらぶらは、外に出てきてぶらぶらしてる結果として、体温よりも低い温度が適温になったのでは(p82)
    ・特定の動物だけ陰嚢の中に睾丸が下りてきているのは、睾丸と出てくる陰嚢の間のひもが、発生過程で縮むメカニズムによる(p84)
    ・クジャクのオスの目玉模様、百五十前後有る模様の数個の差をメスはちゃんと見分けてる。百四十八と百五十三の区別を付けてる(p90)

  • 人間、解剖すればみな一緒。内臓は醜い。

  • 言い回しがくどくてあまり面白くなかった。

  • 中学生で大好きだったシリーズ(心理学以外)

  • 解剖学についての講義を噛み砕いて伸坊さんが書いている本。
    ふむふむくらい。

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