傷―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101414140

感想・レビュー・書評

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  • テレビドラマ化もされていたなんて全く知らなかったし、北原亞以子さんが既に亡くなっていたことも知らなかった。
    慶次郎シリーズ第一作、これが良かったら全シリーズ読んでみようと思ってのもの。
    ちょっと各々の短編の終わり方が、尻切れトンボっぽくて...
    もう少し奥深くても良いんじゃないかと思ったけれど、人間の生活なんて都度そう簡単に結論が出るもんじゃないし。
    これはこれでありなんじゃないかと思って、二作目を買いました。

  • 主人公の慶次郎が、堅物でないところ、完璧でないところに味がある。
    (慶次郎、手を出しちゃうんだ…)

    「似ている女」のラストが良かった。

  • 文章、ストーリーも秀逸。行き場のない感情を持つ人物が多く登場。はじめに載った「その夜の雪」は、同じ新潮文庫の「その夜の雪」掲載のものとかぶる。人気が出たのでシリーズが始まったのか。2015.12.12

  • 下町に生きる人々のドラマを短編でつづっている。
    一つ一つの物語は、やや切ないものや、人情味あふれるもので面白い。
    ドラマ化されるのも頷ける。

    しかし、やや読みづらい感じがしたのはなぜだろう?
    私の頭では、場面の切り替えが難しかしく、書かれている内容の映像が浮かびにくかった。
    さらに、文中のセリフは誰が言っているものか、やや分かりにくい感じがした。

    それでも、読み続けるうちに慣れてきたので、最後の「饅頭の皮」ですっきりと読み終えることができた。
    慶次郎縁側日記 続編を読んでみます。

  • 20130516 感情移入してしまい、もどかしく感じてしまう。物語が上手いからだと思う。

  • 一味違う時代もの

  • 再読了。

  • 面白いよと教えて頂いたので読んでみた。派手さはないけれど、しっとり面白い。慶次郎、おっさんなのにかわいい。佐七がなんだかんだいって慶次郎好き好きなのがまたかわいい。なにこのじいさまたち。

  • 同心の隠居慶次郎の話。

    いきなり一話で娘が犯されて自殺してしまうところから始まって驚く。隠居して娘の許婚を婿養子とし、自殺した娘の気持ちを思うと新しい嫁とも同居できずに、根岸の寮番となる。

    寮番をしながら日々色々な出来事に首を突っ込む。事件といっても殺人事件ではなく日常の不思議なことの解決なので、読んでいて無理が無く楽しい。

  • 1 慶次郎縁側日記
    スタートから厳しい。この手の話はどの時代にもあるねぇ。「その夜の雪」よみごたえあり。でも、その続きはあれ?隠居しちゃった?!ほぼ出てこない話もあるし。 慶次郎のキャラ勝ちか。

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著者プロフィール

作家

「2017年 『化土記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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