- 本 ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101414157
感想・レビュー・書評
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女一人で生きていくのは、今でもなかなか大変だけど、この時代にそうするのは、想像がつかないほど大変だったでしょう。選択肢も二つ三つで、そのどれかに自分を当てはめて生きていかなきゃならなかった。今、選択肢が増えて、自由度は上がっているけれど、さて、みんな自由にのびのび暮らしているかというとそうでもないように思う。
私は女で生まれて不満なく過ごしているので、それ以外の人の気持ちはなかなか分からないけれど、大変なのは女だけでもないでしょう。
江戸時代と比べて、私たちの生き方は楽になっているでしょうか。いろんな登場人物の心情に身につまされるのは、似たような経験があるからではないかしら。自分の心に勝手に枷をはめているのかもしれない。あー、もっとしがらみにとらわれずに生きたい…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ずいぶん文章がこなれてきて読み易くなった。「花の露」が良かった。2016.1.1
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再読了。
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2 慶次郎縁側日記
ん?最良の日、終わり方がイマイチ。息子は何故突然湧いて出た?慶次郎が出てこない回があって全然日記にもならないじゃないかぁと不満。木戸番小屋夫婦と一緒で根性ねじ曲がった年寄りが出演。やだやだ、みんな捻くれてる。 -
時代小説というのは…
現代ものと違って、ココロが疲れないのがいい。
不倫とか殺人とか貧乏とか、えぐいネタ多いのに。
読書後、疲れないのはありがたい。 -
これ結構いいよー。
私は好き。
なかなか渋い短編集。
ただシリーズ2作目なんだよね…。
1作目も家のどこかにあるはずなんだが見つからない。 -
2007/12/01読了
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先日、慶次郎が初出になる「その夜の雪」が気に入って、この本を買いました。ただ、シリーズ第1作の「傷」が見当たらず、2作目のこの作品になったのですが。
一作飛ばしたせいもあるのでしょうが、全体にどうも背景が説明不足の感じがあって、なんとなく入り込めないのです。また、扱う事件があまりにも些細なためでしょうが、「その夜の雪」に有った緊迫感が無いのです。
期待していた分、なにか肩透かしを食ったような作品でした。
著者プロフィール
北原亞以子の作品





