- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101415079
感想・レビュー・書評
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雑誌に連載されていた内容に書き下ろしを数編プラスしたエッセイ集……というべきかどうか、少し迷うが、その類の本である。
偉大なる我らの野田秀樹大先生は、その優しさからとにかく他人をほめる、ホメる、褒める。人間を革命しちゃったあの人を、幸福を科学しちゃったこの人を、イラクで戦争を首謀しちゃったその人を、褒めて褒めてぶった斬る。そして返す刀で……やっぱり褒める。まことに痛快である。
雑誌連載という事情を鑑みて、この文章の経年劣化は仕方が無いことだとはいえ、著者の人を観る角度や切り口、そして巧みな言葉遊びや展開の飛躍は「夢の遊民社」やその後の芝居とも重なるものがあるように思う。
この人の戯曲は読んでいて面白い。口に出してみて面白い。もしもこの本から野田秀樹の世界に迷い込んだ方が(そんな方がいるかわからないが)いるならば、戯曲集を手に取ることをお薦めしたい。その才能を褒めちぎりたくなること請け合いである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
そうそう、昔あった、03という雑誌の最終ページの連載。江畑さんの回がすごくよかった。
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月刊誌?のコラムをまとめた本だけあって、時代を感じさせる。野田さん独特の切り口が冴えるんだけど、内容が昔の時事ネタなので、ちょっと読むのが辛かった。しかし、しっかり褒めてます。
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ほめている。とてつもなく。
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むしろこの人をほめたい。
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