- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101419077
作品紹介・あらすじ
『野ざらし紀行』『冬の日』『笈の小文』『奥の細道』はもちろん、従来の案内書にはない『かしま紀行』『更科紀行』ゆかりのスポットも完全網羅。中学三年で芭蕉の言霊にふれ、自らも「旅を栖」とする著者が、足と目と感性で俳聖の全足跡を辿る。研究者のあいだではタブー視されている、蕉翁の衆道にも踏み込んだ稀有な書。沿道の美味な食べ物も紹介。著者手描きの絵地図入り。
感想・レビュー・書評
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以前はよくTVでお目にかかった著者が、これほど芭蕉を語ることができるとはお見逸れした次第。男色をたしなんでいたとする説明も、かの時代であればあり得ることだ。自分も『奥の細道』を読み、自動車での移動ではあったが、細道を旅したことがある。しかし、和歌や中国古典の知識もなく、芭蕉の本当の凄さも知らずに、何とも表面的な旅だったか……読了して、芭蕉を追う旅に出たくなった。
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芭蕉がこれほど西行フリークであったことを本書で初めて知った。
真面目な本である。 -
芭蕉さんの旅行の軌跡を現代に辿る
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光三郎先生 渾身の芭蕉論 目からうろこの 芭蕉論 こんな芭蕉さんだったのかと しみじみ思う還暦のこのごろ。
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「俳聖」と言われる一般的なイメージとは異なる、生身の人間「松尾芭蕉」の、心の闇を垣間見た気がしました。