文士の料理店 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 91
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101419114

作品紹介・あらすじ

「松栄亭」の洋風かきあげ(夏目漱石)、「銀座キャンドル」のチキンバスケット(川端康成)、「米久」の牛鍋(高村光太郎)、「慶楽」のカキ油牛肉焼そば(吉行淳之介)、「武蔵」の武蔵二刀流(吉村昭)――和食・洋食・中華からお好み焼き・居酒屋まで。文と食の達人厳選、使える名店22。ミシュランの三つ星にも負けない、文士ご用達の名物料理をオールカラーで徹底ガイド。『文士の舌』改題。

感想・レビュー・書評

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  • 嵐山光三郎には「文人暴食」「文人悪食」という先行する好著があるが、この本は同じ食を扱っていても背景には店があるせいか、筆の勢いにはややためらいがあるようだ。 それでも、自分の好きな店などいくつか出てくるので、ほぅ、へぇ、といった感想を持ちながら楽しく読んだ。しかし、いちばん印象に残るのは火宅の人で知られる檀一雄が、嵐山光三郎が接待で招いた料亭でただのひと口も料理に手をつけなかったというエピソード。嵐山は理由を書いていないが、檀一雄の読者としてはなんとなくわかる。またその檀一雄を好ましいと思う。


  • 文学

  • 22人の文士の書に登場する飲食店、愛用していた飲食店を取り上げた、軽妙な書籍。

  • 「文人悪食」「文人暴食」の著者による明治、大正、昭和の作家達が贔屓にしたレストランガイド。森鴎外から開高健までゆかりの22軒が紹介されているが、これだけ残っているだけでも奇跡に近いだろう。消えないうちに出かけて、料理を味わいと作家達の痕跡を探してみたい。

  • お風呂で半身浴中に読んでる。おなかへる。

  • この本には22人の文士とその文士が愛した22の料理店が紹介されている。単純なお店と料理の内容だけではない。
    作者が見、聞き、接した文士たちの性格から生き様まで。
    22店のうち私が足を運んだお店は3店。「文士の料理店」には期限がある、いつかは店を閉めるときがくる。
    早く他の店にも行ってみよう。

  • それぞれ行ってみたいお店である。しかし、明治の文豪の通った店がまだあるというのも、たいしたものである。

  • 単行本で既読。

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著者プロフィール

一九四二(昭和十七)年、静岡県生まれ。平凡社『太陽』編集長を経て独立、執筆活動に専念する。八八年『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。二〇〇〇年『芭蕉の誘惑』で、JTB紀行文学大賞受賞。〇六年『悪党芭蕉』により泉鏡花文学賞、〇七年読売文学賞をダブル受賞。他に、『文人悪食』『「下り坂」繁盛記』『追悼の達人』『文士の舌』『枯れてたまるか』、磯田道史氏との対談『影の日本史に迫る』など著書多数。

「2019年 『ゆうゆうヨシ子さん ローボ百歳の日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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