秘剣花車 (新潮文庫 と 13-1)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101419213

感想・レビュー・書評

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  • 2016/12/31完讀

    除夕夜的晚上拿出來讀,沒想到意外地居然非常地有趣,於是就這樣帶著出去報恩寺和相國寺,在除夜鐘聲中把這本有趣的小說看完了。這是2016年第123本完讀的日文書,也是一個完美的結尾,希望明年也能和更多好書相遇。

  • 短編集『秘剣花車』より「笹の葉」戸部新十郎

    時代は三代将軍家光の頃。物語は1618年〜1620年にかけての出来事である。
    禁裡出入りの京の菓子舗・『道喜』がこの物語に登場する。『道喜』は現在も『川端道喜』として商いを続けている創業500余年の老舗。
    この店の用心棒として登場するのが関ケ原牢人で林崎流抜刀術の達人、花房勘兵衛と息子の兵左衛門。
    宮本武蔵と同姓同名の二刀流使い、宮本武蔵守に挑み、破れる。その敵を討つ子息の兵左衛門の秘剣が『剣刃上(けんじんじょう)』

    500余年の、伝統に育まれた逸品「道喜粽」

    御ちまき司川端道喜宮中に「お朝物」を献上し続けた老舗

    京都市街南部・鳥羽出身の武士だった渡辺進は、文亀三年(一五〇三)、武士をやめて餅屋になった。後に、同じく鳥羽出身の中村五郎左衛門は、渡辺進の娼婿 となり、家業を引き継ぐこととなる。餅屋を継承したあと、五郎左衛門は渡辺彌七朗と名乗って商いを発展させ、元亀三年(一五七二)に剃髪入道してからは、 居士名の「道喜」を名乗るようになった。これが、世襲名「川端道喜」の起源である。初代・道喜(五郎左衛門)は、国学や和歌に秀でた人物で、武野紹鴎から 茶道を学んだとも伝えられている。
    渡辺進と初代・道善の時代は、室町後期のいわゆる戦国時代にあたり、幕府の疲弊とともに朝廷の財政も逼迫していた。進と道喜親子はそうした状況を慮って、 歳事や祝事の注文とは別に毎日色々な品を献上するようになり、やがては塩餡を包んだ餅を毎朝献上するのが習わしとして定着した。その餅は「お朝物」と呼ば れ、後に「朝餉」の儀として形式化し、明治天皇が東京に移るまで続いたのである。京都御所には、建礼門の東横に「道喜門」という名の専用門が今も残ってい る。

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