死んでも忘れない (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425184

感想・レビュー・書評

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  • 果たして現実はこんなにうまく事がおさまるだろうか。
    痴漢を疑われた父。そこから母や息子までの日常が音を立てて崩れていく。

    読み物としては、読みづらくなかったけれど、どこか世界に入れないまま終わってしまった。
    渉が、もう二度と誰も信用できないと思ったところまでは良かった。

    普通なら、そのままずっと信用出来ないままなのになと思った。

  • ストレートに感じるならば、意識的な“忘れない”よりも記憶として“忘れられない”が合っている気がする。
    まるくおさまる辺りが、捻た私としては納得行かなかったりする。

  • 乃南さんにしてはツメが甘い感じがします。
    ドキドキハラハラ期待してます

  • どうなるかイライラしながら一気読みです。ハッピーエンドで良かった!

  • なんでやねーん

  • 死んでも忘れない
    この題名から、どんなドロドロした結末なのか?何をそんなに恨んで憎んで忘れないのか?と考えながら読んでいたが。。。
    結末は、そういうことね。という感じ
    すっかり負の思考に入ってました

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    夫婦と、息子ひとりの3人家族。どこにでもある、新興住宅地の平穏で幸福な一家だった。妻が妊娠したことで、新たなる喜びに一家は包まれる…はずだった。しかし、ある朝、夫が巻き込まれた小さな事件が思いもよらぬ展開を見せ、彼らの運命を大きく狂わせていく―。次第に追い詰められ、崩壊に向かう家族に、果して救いはあるのか?現代の不安を鋭くえぐった心理サスペンス。

  • 電車内でデッチあげられた痴漢行為。この出来事をきっかけに、いっきに家庭は崩壊寸前に突き進んでいく。

  • 『もしも、
    何かトラブルが生じたら
    今日のことを思い出すのだ

    あの時
    あんなに嬉しかったのだ
    幸福だったのだと思い出して
    乗り切ってみせる

    死んでも忘れない』

  • 渉に感情移入。そしていい子。
    とも君が来てくれてよかったね。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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