花散る頃の殺人 女刑事音道貴子 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2001年7月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784101425214

感想・レビュー・書評

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  • 音道貴子シリーズの刊行順2作目は短編集でした。

    前作では機動捜査隊らしく、颯爽と舞台を結末へ追い込む音道貴子に惹かれましたが、本作も短編集ながら音道貴子の様々な視点や周りの戦友との関係性が見える作品で、より音道貴子シリーズの世界観にハマってしまいますね♪

    最後の短編を読み始めた時にピッチやポケベルと言う単語が出てきて、昭和から平成に掛けての時代感が分かる私としては、この令和が平和な時代でいてくれるのを願いつつ、音道貴子のような女性の活躍を応援したくなります。

    次回作も必ず読もうと思いました!!

  • 女性刑事・音道貴子シリーズ第二弾。今回は6つの短編を収録。四季を感じられたが、まだ主人公のキャラはつかめない。三十路、バツイチ、結構美人。刑事の勘は鋭いのか?特殊能力はあるのか?もう少しシリーズを読み進めよう。

  • なおなおさんに、「松子さん、警察小説好きですよね?それなら…」と
    女性刑事が主役、乃南アサさんの
    『花散る頃の殺人』をおすすめしてもらった♪

    ブク友さんのレビューやおすすめから、いつも読みたいものを決めていたので、自分が警察小説好きだった事に気付いていなかった!

    ほんとだっ!自分の本棚を見ると警察小説がけっこうある∑(゚Д゚)
    なおなおさん、すごっ!

    初めての女性刑事が主役のお話。
    音道貴子、32歳、バツイチ、三姉妹長女、バイク好き、職場でのあだ名は"おっちゃん"。

    強く真面目で優秀な刑事。
    そんな貴子の女性刑事としてのリアルな日常が書かれていた。

    捜査でくたくたになる一方で
    再婚に悩んだり、近所で刑事バレして居心地が悪くなったり、三姉妹の長女として妹達を心配したり、男性社会でがんばる女性の苦労がつきまとったり…。捜査と現実にある問題に板挟みになりながらも、まっすぐ彼女らしく進んでいく姿がとても良い♪

    『長屋』貴子と安雲の友情が好き!

    『茶碗酒』大晦日の警察署内の、何人かで署内でお酒の飲みながら少しくだけた感じで新年を迎える様子がちょっといつもと違う雰囲気で好き(^^)

    なおなおさん、
    新しい世界と楽しい時間をありがとうございました!

    • 松子さん
      なおなおさん、凍える牙、承知しました!
      ちょっと何冊かあとになりますが、貴子さんと滝沢コンビを楽しみたいと思います(^^)

      ドラマもあるん...
      なおなおさん、凍える牙、承知しました!
      ちょっと何冊かあとになりますが、貴子さんと滝沢コンビを楽しみたいと思います(^^)

      ドラマもあるんですねっ
      天海さんに、小池さんに、木村さん
      みんなカッコいい女優さんばかりですね!
      いい!すごく良い!
      わたし警察小説も好きなのと、強くて真っ直ぐな女性も好きみたいです(^^)

      あっ、なおなおさんの前回のレビュー、
      本当にあった怖い話、第二弾でしょうか…
      読んでて、ほんとにこわかった…
      現実に隣にいるっていうのが、なんとも言えない怖さ。
      ふるえますっ:(;゙゚'ω゚'):


      あっ、警察小説、大沢作品もおすすめです!
      新宿鮫おもしろいですよ〜♪ 安定のかっこよさが良い(^^)
      2022/09/20
    • 土瓶さん
      あっ! そうだ、まっちゃん。

      今のまっちゃんなら、海外の警察小説を原文で読んでみるとかどうだろう?

      おもしろくって勉強にもなるかも。
      よ...
      あっ! そうだ、まっちゃん。

      今のまっちゃんなら、海外の警察小説を原文で読んでみるとかどうだろう?

      おもしろくって勉強にもなるかも。
      よけいなお世話だったらゴメンね。無視していいから(笑)

      俺ね、子どものとき脚を折ってね。
      昔って今と違って何にもなくて、家にいながら退屈すぎて死にそうで、それで退屈をまぎらわすために仕方なく親父の持ってた芥川龍之介全集とか読んでたの。
      親父がまだ若いときに買った本だから、とにかく漢字が難しくって読めなくて。
      それでも退屈だからなんとかして読もうとするんだよね。
      そうしていると不思議に読めるようになってきて、読書の楽しみやきっかけもそれだったかな。
      暗号解読みたいなノリで遊んでた(笑)
      でも、おかげかどうかわからないけど、それ以来、学校の国語のテストはいつもいい点取れてた。
      そんなことを思い出したわ(⁠ʘ⁠ᴗ⁠ʘ⁠✿⁠)
      2022/09/20
    • 松子さん
      そうなのっ、どんちゃん!
      海外小説を原文、やってみたいんだけど
      恐ろしく時間がかかりそうだから
      こっそり始めようかなって♪
      寝る前に少しずつ...
      そうなのっ、どんちゃん!
      海外小説を原文、やってみたいんだけど
      恐ろしく時間がかかりそうだから
      こっそり始めようかなって♪
      寝る前に少しずつって感じで
      本も決めてるんだ♪ ボーンコレクター!

      どんちゃんの読書を楽しめるようになったきっかけの話、すごいねぇ。
      なんとか読もうとして、読めるようになったら、楽しめるようになって…。うらやましっ

      どんちゃんの芥川龍之介読めるようになったように、私もスラスラ読めるようになりたい。
      大好きな警察小説なら続けられるかもっ!
      いつ読み始めるかは秘密にして始めてみようかな(^^) 素敵なアドバイスありがとう!
      2022/09/20
  • 音道さん、「凍える牙」で、頑張ったんで、ゆっくりしとき!って感じの短編集。
    主人公:音道貴子の忙しい日常を描いてるやけど、凝った展開もないので、ミステリーとしてはイマイチな感じ。そんな難しい事件もないし。
    でも、男社会の警察で女刑事は大変やなぁ…とか、近所に警察官って分かると嫌やなぁ…とかはよく分かる。
    別にそんなん要らんので、凝った展開の事件を望む‼︎
    音道さん、近所に警察官ってバレて、引っ越ししてはるのが、印象に残る(−_−;)

  • これは短編集です。
    離婚歴があり、私生活ではバイクのXJR1200を乗りこなす音道刑事。
    刑事物ですが、人間味がとてもよく表現されていて、その魅力に引き込まれてしまいます。

    短編集ですが、どの作品もとてもしっかりしたものでした。

    (しかし表紙の絵のバイクはカワサキのGPZに見える・・)

    乃南氏のこのシリーズは全て読みたいと思っています。

    0

  • 音道貴子シリーズ2作目。
    前作のときより音道さんちょっとだけ明るくなってるかな?
    安雲とのやりとりにちょっとほっこり。

  • 女性であることで何かと理不尽な事が多い音道貴子。今回は理解ある仲間に恵まれている感じで短編6篇、スルスル読めた。

    おっちゃんの活躍、今後も期待です!

  • 「凍える牙」がシリーズ物と知りシリーズなら次もと買った一冊。

    短編を通して主人公を知るみたいな内容だった。

    主人公がこうゆう人だとなんとなくわかったが、
    じゃどうゆう人物と聞かれると、無愛想でドライな性格というイメージしかない。

    短編のどの話も、難解な事件を解決するみたいな内容じゃなかったが、面白い話だった。

    次は主人公がもっと活躍するな話を読んでみたいと思った小説でした。

  • 『凍える牙』で、読者に熱い共感を与えた女性刑事・音道貴子。彼女を主人公にした初の短編集。貴子自身がゴミ漁りストーカーに狙われて、気味悪い日々を過ごす「あなたの匂い」。ビジネスホテルで無理心中した老夫婦の、つらい過去を辿る表題作など6編。家族や自分の将来に不安を抱きつつも、捜査に追われる貴子の日常が細やかに描かれる。

    懸命にコツコツ男社会で働く姿は・・・応援したくなる。

  • 警察は男社会
    そしてその中で刑事をやることの厳しさ、
    頑固な女性に対するデリカシーのないむくつけき男、その中で
    音道貴子は頑張る
    悲しいくらい応援する
    一生懸命応援している自分がいる。音道貴子シリーズ好きです。

  • 音道貴子シリーズ二作目、前作の直木賞受賞のインパクトから、短編になり訴えてくるものを受け取りにくかった。音道貴子の日常に興味のある方には良いかもしれない。
    6編とも地味な印象で、出来事自体もスピード感、奇抜性、期待感、法的要素などは期待できない作品の印象であった。

  • 昨年末に出た「嗤う闇」を読んで、沢木警部補流に言うと「ファンになりました」というところ(表紙の絵が格好良いよね)で、遅まきながら最初の短編集に戻った次第。
    本来なら直木賞取った「凍える牙」に行くところなのでしょうが、時間を切り貼りして本読みしている身には短編集はありがたくて。
    謎解きは添え物程度、その時々の世相の中でそれぞれに生きる男女・夫婦・親子・若者たち…に対する大人の女性の思いが散りばめられていて、中でも、表題作「花散る頃の殺人」は清貧に生きた老夫婦の生き様死に様を描いて秀逸。

  • 凍える牙で興味を持った、音道刑事の続篇が読みたくてに取った。「おっちゃん」と呼ぶ新たな相棒との活躍を集めた短編集。凍える牙に反して日常の穏やかな時間が感じられた。おっちゃんが標的になる事件をからかう元相棒である滝沢との会話が時の経過を教えてくれるようで、新たな展開が気になった。

  • 傑作長編『鎖』を読んだ余韻のまま、本作を15年ぶりに再読。
    時系列としては、『鎖』の前日談か。
    主人公女刑事音道貴子の私生活、家族のことや、近所づきあいの悩み(これが原因で引越しをしてしまう)などとともに、日々の事件を追う活躍を描いた短編集。

    『長夜』に登場する元刑事のオカマ安曇のキャラもこの一作だけでは捨てがたく、音道に協力するスピンオフ作品があってもよいかな。

    巻末の、乃南アサと滝沢刑事との、音道貴子をめぐる架空対談は、何とも楽しい企画。

  • Amazonオーディブルで聴いた。途中まで。

    警察官の主人公(女性)が、ペアを組む相手によっては疑似恋愛気分を味わえるとか考えたところでキモォォォってなって聴くのをやめた。
    それまでも面白くなくて〜。


  • 花散る頃の殺人
    音道貴子シリーズの短編。
    「凍える牙」は面白すぎた。短編にも期待。
     実家で本を整理している中で再会。
     懐かしさも相まって読書開始。
     しかし、こんなにも昔の作品だったとは。
    あなたの匂い
    貴子の住んでるエリアで捨てたゴミを持ち帰えられる事件と女児が誘拐される事件ご発生。貴子は頭をかかえながら、誘拐犯を追跡していき。
    該当者なら気持ち悪い事件だ。
     最後に少しだけサプライズ。相変わらず(笑)
    冬の軋み
     家族と少年少女の犯罪をテーマにした作品。
     短編だとなかなか貴子のかっこよさが表現されないのが残念。
     花散る頃の殺人
     表題作。年配の夫婦がしがないホテルの一室で死亡。青酸カリを飲んだ可能性があり、自殺か他殺かの捜査が始まる。
     僕が読んだ同規模の小説のなかでも有数の作品。作品全体の物悲しさもそうだが、亡くなった二人の人生があまりにも厳しく読者にのしかかってくる。今までの音道貴子とは違った味わいの作品。平行に作品中の時間軸も動いており、連作になっている。
     長夜
     事件としてはありきたりの部類に入るが、奇妙な登場人物の存在感が面白い。前作にいたかなぁとは思い出せないが、こういうキャラクターもひとつのアクセントになるので、今後も登場して欲しい。
     茶碗酒
     滝沢刑事目線。
    年の瀬にも警察署には死体や事件がどんどん舞い込んでくる。ささやかなコミュニケーションや周りとのやりとりは滝沢の印象を変えたが、最後のオチはお互いさまだ(笑)
     雛の夜
     雛祭りの話題から女子高生を襲う事件の調査。
     正義も悪もあったもんじゃ無いなあと。
     時代背景が古い、それだけ昔の作品だったと思い返す。
     各話通じて統一感があり、読みやすい。
     最後の付録、作者と滝沢の架空対談は良かった。何だかんだで滝沢刑事が愛されている証拠だ。

  • 短編集、ミステリ要素はほとんどなく刑事としての音道貴子と彼女の日常が描かれている。個人的にはそこまで響く一冊ではなく、やはり長編で彼女の活躍が読みたいと思った。

  • 2021/6/2 読了

    前作に比べ、肩の力を抜いて読むことができた。
    内容自体に派手さはないが、音道貴子がどういった人物か見えてくる。
    最後の対談も良かった。

  • 音道刑事シリーズを順に再読中です。季節感を漂わせた短編集。巻末には作者と前作で音道刑事とペアを組んだ滝沢刑事との対談付き。 事件を追いかけている間に、月日が経って行くんだなあと・・・作品を通して季節が肌感で語られていて、現在海外暮らしの私にとっては懐かしさを呼び起こされました。揺れる30代を警察官として、娘として、一人の女としてなどいろいろな側面で描かれていて、音道刑事がさらに魅力的に思えました。プラス「長夜」の安曇も素敵でした。

    • honno-遊民さん
      『鎖』も再読中とは、音道貴子シリーズ入れ込んでますね(笑)
      lalamama1さんと同じく海外在住で、az-azumyさん(タイ在住)とい...
      『鎖』も再読中とは、音道貴子シリーズ入れ込んでますね(笑)
      lalamama1さんと同じく海外在住で、az-azumyさん(タイ在住)という方がいます。参考になると思うのでフォローしてみてはどうですか。
      2016/09/10
  • 刑事 音道貴子を主人公にした6作の短編集。推理小説としての犯人捜し、謎を解くという基本的な部分は当然盛り込みながら、登場人物たちの人生や人間性が表現されている。それゆえ短編集ながらそれぞれの作品は読後に単なるサスペンス小説を読み終わったときの爽快感ではなく、人間の性や人生の複雑さなど考えさせられる余韻が残る。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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