鎖 下 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2003年11月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784101425320

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

過酷な状況に置かれた女性刑事の葛藤と成長を描いた物語は、主人公の音道貴子が仲間との絆を再確認しながら、心の限界に挑む姿を鮮やかに描き出します。彼女が直面する監禁の恐怖や孤独感は、読者に強い緊張感をもた...

感想・レビュー・書評

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  • どれだけの時間が経ったのだろう。
    私は仲間に見捨てられたのだろうか。
    いや、始めから仲間と思われていなかったのかも知れない。

    音道貴子は限界を迎えていた。
    自分を過酷な状況へ追いやったアイツと組まなければ私は警察を恨むこともなく、あの人と幸せな時間を過ごせただろうに…。

    呪いのように縛り付けられた鎖は音道貴子の身も心も蝕んでいく…。しかし最後の一線を踏み留めてくれたのは、かつての戦友であった。

    感想です。
    本作は上下巻の長編で貴子の救出はまだかまだかと様々な感情を巡らせながら、ようやく読み終えました。読後は胸を撫で下ろす安堵と若干の苛立ちは残りましたが、これまでの音道貴子シリーズでも人情味を強く感じた素晴らしい作品でした♪

    次回作『未練』も早めに読みたいと思っています!!

  • 女性刑事・音道貴子シリーズ第四弾。後編、384ページ。前後編と長く続く監禁シーン。音道刑事の心も折れそうになる。早く救出をと、ページをめくる。救出シーンでは思わず涙が出てきた。

  • シリーズ物なので買った一冊。

    拉致された刑事の話

    事件が解決するまでスピード感はなかったが、緊張やドキドキが続いた。

    あの気の強い主人公がだんだん心が折れて行く様子がちょっとショックだった。
    そして怒りの対象がだんだん犯人から自身の仲間にまで移って行く様子は、なんとなくわかる気がする。

    主人公と元相棒の信頼関係は感動した。
    この信頼が主人公が心折れるのを食い止めたと思う。

    主人公と元相棒がまたコンビを組んで事件解決してくれないかなと思った小説でした。

  • 最後までドキドキした。
    上下通して殆ど音道は監禁中。

    音道だけでなく、犯人達も、音道を救出したい警察も鎖に雁字搦めになってるみたいで、身動きが取れない。ギシギシしながら話は進む。

    能天気な星野はちゃんと最後までクソなセリフを言い放ってくれるし、警察を辞めるなんて選択肢1ミリも考えず、「え?なんで僕が辞めなきゃなの?」なんて言いそうだ。

  • 女刑事 音道貴子シリーズ「鎖」を読みました。
    今回は音道刑事が拉致されてしまいます。
    その心の中や周りの人間模様などが描かれていて、とても面白いです。
    音道刑事のとても素直な そして強い人間性に惹かれてしまいます。
    このシリーズは順番に全て読みたいと思います。

  • **「鎖」: 乃南アサの音道貴子シリーズに見る緊迫の物語と深い人間描写**

    Audibleを通じて「鎖」上下巻を耳読みし、乃南アサの音道貴子シリーズの魅力に改めて引き込まれました。この作品は、読者を一瞬たりとも解放しない緊迫したシナリオと、複雑に絡み合う人間関係が特徴です。物語は、星野刑事の問題行動、堤健輔の自己中心的な振る舞い、中田加恵子の辛苦に満ちた人生といった、心をざわつかせる出来事で満ちています。

    それにもかかわらず、物語の核となるのは、昂一の温かみのある人柄、滝沢刑事の団結力、音道刑事の揺るぎない意志の強さです。これらの光るようなキャラクターたちは、暗い展開の中で読者に希望を与え、物語を通じて強烈なカタルシスを提供します。

    オーディオブックのナレーションもこの作品の魅力を一層引き立てます。一人の声優が見せる多彩な声色は、登場人物たちを生き生きと描き出し、聴く者を飽きさせません。そのため、物語に深く没入することができ、最後まで引きつけられます。

    「鎖」は乃南アサの音道貴子シリーズの中でも、特に心理的な緊張感と人間ドラマが際立つ作品です。次回作への期待も高まる、非常に充実した読書(聴き)体験を提供してくれます。

  • 音道刑事がこんなに酷い目に…
    かなり長い本だったけど、気になってぐいぐい読んでしまった。
    滝沢が音道のために必死になる姿、音道が辛くて限界寸前な感じ。息をのむ展開だった。
    しかし星野がひどすぎて本当に憎しみが芽生えた笑

  • 2.5

  • 犯人が立て篭る建物を見つけるところまでは面白かったが、その後の説得交渉などが現実っぽくてスピード感がなく、ちょっとだるかった。

    新宿鮫みたいにパッと行かないものか

  • 最高に面白かった。
    最後の最後までどうなるのかハラハラドキドキ。
    滝沢刑事も出てきて懐かしさ満点。
    乃南さん、さすがー!!

  • Rさまオススメ本の下巻。
    昨夜から一気読み!続きが気になって止まらなかった。
    ずっと縛られてて、なかなか助けも来てくれなくて、ほんとにもどかしい思いをしましたが、
    この苦しいところを読みきった分、最後の爽快感がたまりませんでした。

    滝沢さんが必死に助けようとしているのに、なんであのおやじなの?ってところはちょっと切なかった。もっとちゃんと見てあげて!という感じ。
    星野は最後までほんとに大バカ者でサイテー。最後はスッキリ‼️

    早くちゃんと立ち直って普通の生活を取り戻してほしいと思いました。
    乃南さんすごいなぁ。

  • はらはらだったけど、助かって良かった。
    助けてくれた彼女も幸せになれるといいよね。

  • 貴子救出のため特殊班が編成され、昔の相棒滝沢刑事も加わる。星野との対比で滝沢刑事が出てきて俄然面白さとスピード感が増した。

  • タイムリーに、BSでドラマの再放送もありました。ドラマもよかったです。

  • 「凍える牙」のような本来の刑事ものらしい躍動感ある追跡劇とは裏腹に、囚われの身という閉塞感や籠城する犯人に声を押し殺しながら少しづつ接近していく描写に息が詰まる思いだった。 次の音道刑事にも早く会いたいね。(。^_^。)

  • 女刑事音道貴子シリーズ。
    監禁された音道貴子に対し、犯人の仲間の女性中田加恵子はだんだんと心を開き始める。
    中田加恵子の数奇な人生、音道貴子は最後の力を振り絞る。

  • 貴子の心の表現が乃南アサさんらしくて良かったが、鎖に繋がれてからの人質のところが長くて、もっとテンポ良く展開してたら楽しく読めたかな。

  •  殺人グループに捕まり人質になった音道貴子、自分の持ってた手錠をされ鎖に繋がれ、レイプされそうになりながらも7日間生き延びた。殺人グループでありながら音道貴子を陰で支えた中田加恵子。最後に音道に元気を与えたかつての相方滝沢刑事。この3人の物語。エピローグで、音道の恋人昴一が元凶の刑事星野をぶっとばすシーンは溜飲をさげます。また、音道と中田の2人の間に芽生えた信頼関係がこの物語の先に光を投げかけています! 乃南アサ「女刑事 音道貴子 鎖(下)」、2003.12発行、文庫、再読。解説は川本三郎。

  • 上下卷なる長編だったのに一気に読了!
    事件後薄幸の加恵子を立ち直らせたいと
    入院中にもかかわらず実の両親を訪ねる音道貴子の
    一人の人間としての使命感に感動!!
    彼女の恋人の「警察官を辞めるな!
    正義の味方が好き!」そんな恋人がいて本当によかったと思つた!

  • 音道貴子刑事シリーズ、
    はらはらドキドキした。くじけない強い精神に
    応援した
    だいぶ前に読んでほとんど忘れてるけど
    夢中になって読んだことだけは覚えてる。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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