ひょうたんから空 (新潮文庫 き 19-3 ミタカシリーズ 2)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101434230

作品紹介・あらすじ

人間くさくてノーテンキなミタカは、あいかわらず家族の一員のようにいつもいる。三月、南向きのぬれ縁に何か植えようか、と相談していると、家出中のパパが帰ってきた。そこで、みんなでひょうたんを作った-何かを愛する時、愛するものがある時、愛していいものがある時、人はやさしくなる。そしてそのやさしさは、ただやさしい。「ミタカくんと私」に続く、ナミコとミタカのつれづれ日常小説。

感想・レビュー・書評

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  • これからも続いていくナミコたちの日常をもっと見ていたかったなあ。ふたりはいつまでもこのままかもしれないし、ちょっと変わってこのまま一緒になるかもしれないって思ったら勝手にきゅんとした。可愛い日常の話。

    ひょうたんって臭くなるの知らなかった。

  • 再読。前作であんなにあっさり存在が消えたパパが再浮上。ママの拒絶するでもなく許すでもない距離のとり方はクスッと笑えるし上手いな~w
    猫のキキがきたミタカくんの「毎日のすきまが楽しさでうまる」感覚に共感。
    読み終わった後は、「笑うような心で」歩きたいと思う自分がいる。

  • のんびりほのぼの。
    くすりと笑えたり、あーその表現すごくわかる!って思ったり。
    温かく楽しい家族、素敵な幼馴染み、自然体でいられる友人たち。羨ましい。

    いつもは図書館で借りるけど、これと『ミタカくん』は買っちゃいました。ミタカくんの方がすきだけど。

  • こんな生活してみたい。

  • 前に読んだ『ミタカくんと私』より好き。 前作は思春期男子らしからぬ草食系のミタカくんが自分には想像出来なくて違和感があったが、今回は学校の場面が少なかったので年齢が気にならなかったのが良かったのかも。 現実離れしたユルイ家族やと思うけど、最初からメルヘン作品として読めば肩の力が抜けて楽しめる。 殺伐とした生活をしてる人にオススメ。

  • 歯医者の待合室に持ってってさらっと再読。やっぱりママがいい味出してます。そしてパパの帰還という衝撃的(笑)な展開。それに対するママの対応に笑いました。やっぱ良い!
    キャラが大分増えてきて、ナミコファミリーやミタカくんの出番や絡みが減ったのが残念なところです。
    相変わらず肩の力の抜ける作品ですが、ひょうたんにここまで愛情を注げるキャラクターってのも中々いないでしょうね。

  • 読んだのが随分前で、内容忘れているけれど、
    とてもほんわかした感覚を覚えている。
    また読みたいなぁと思わせる一冊。

  • ナミコたちのあまりの自然体に力が抜ける一冊。ナミコがどことなくちびマルコに似てる気がする。

  • 日常の話。のんびりしすぎてて、ちょっと退屈やけど、語り部のひとり言は面白かった。

  • 軽い文体、何気ない日常。

    そして、心の琴線にふれる言葉たち。

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著者プロフィール

詩人・エッセイスト。作詞家としてデビュー。その後、詩人として数々のロングセラー詩集を発表。エッセイ・シリーズ「つれづれノート」が好評を得る。

「2023年 『退屈ピカリ つれづれノート43』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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