- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101438115
感想・レビュー・書評
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壮大な年月を経て、強く結び付いた男女が巡り合うまでの話。
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おもしろかった
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ロマンだなぁ。ぐいぐい引き込まれた。
スケールが日本のものとは思えない大きさだった。一章、二章、三章とみな趣が違ってよかった。
でも三章だけ少しスケールダウンも感じた。洞窟のアドベンチャーに僕の貧困な想像力がついていけなかったのか。それとも現代はリアルすぎてファンタジーから醒めてしまったか。
そのせいか時空をこえた壮大なロマンスのカタルシスが少しだけ(思い、期待したものより)弱かった気もした。 -
太古のモンゴルで、引き裂かれた男女。
時を超えた輪廻転生の壮大な愛の物語。
赤い鹿をキーワードにつながる物語
ちょっとご都合主義かなとは思う(笑) -
鈴木光司さんの入口になった本。「繋がり」をあたたかく感じさせてくれた一作でした。その後、「リング」を経てはまっていくのですが…
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内容紹介
いつかきっとめぐり逢える――一万年の時と空間を超え、愛を探し求めるふたり。人類と宇宙の不思議を描く壮大な冒険ファンタジー。 -
1995/12/28購入
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桜庭一樹の個人的な文庫オールタイムベストテン
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一般的にアメリカの先住民族は、ベーリング海峡を渡ってアジアから来たというのが通説となっている。また、ポリネシアの島々の人たちもまた、アジアから海を渡ってきたという。しかし、交通というべきものが全くといって良いほど無かった太古の時代に、あえて困難な道を乗り越え、とてつもない遠方へと向かわせた民族の移動は、何によって動機付けられていたのかについては、解き明かされてはいない。鈴木光司は、その謎をテーマにフィクションとして色付けを施しながらも、時空を越えた壮大なスケールで描きだしている。これほどの長い時間を隔てたオムニバス形式のファンタジー小説は、他に例がないであろう。鈴木氏の構想力にやはり非凡なものを感じざるを得ない。