- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101438153
感想・レビュー・書評
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内容
船越達哉は41歳。生来の船乗りだが、16年前太平洋横断中に、乗り組んだヨットが原因不明の沈没にみまわれる痛恨の過去があった。以来マリン用品の営業マンに甘んじていたが、結婚9年目の妻に突然離婚を言い渡されてしまう。不運続きに呻く船越。が、再出発の新居にと中古ヨットを買うと、新しい風が吹きはじめる。大きな物語が動き出した。船越は、人生を掴み(シーズ)なおすことができるのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長年連れ添った妻に離婚を突きつけられ、離婚を機にヨットを購入した船越。
ヨットでの生活を始めた彼だったが、その彼に15年ぶりに元恋人から電話がかかってくる。電話の内容は15年前に彼女が船越に告げずに産み落としていた娘、陽子の事だった。
月子の秘密とは?どうして船は沈んでしまったのか?下巻に続く。 -
後編にまとめる
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090701〜090703読了
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クルージングを通して知り合った女性,月子。
外見は美しくも,内面に計り知れない闇を抱え込み,
その闇が原因で周囲に様々な影響が及ぶ。
若干,ドロドロとした人間関係が描かれているにも関わらず,
自分の夢を忘れずに一瞬一瞬を生きる主人公の生き方は呼んでいて爽やかだった。 -
男の再生。しかし女に振り回されるのも男の宿命か。