ASIAN JAPANESE―アジアン・ジャパニーズ〈1〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 552
感想 : 89
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101439211

作品紹介・あらすじ

濃密な空気が僕を包んだ、あの日。3年半勤めた会社を辞めて、フィルムだけで詰まった重いザックを背負い、なんのあてもなく、バンコクに降り立ったときから、僕の旅は始まったのだ-。旅先で出会った幾人もの若者たち。「深夜特急」に飛び乗った彼らは、旅に何を求めたのか。アジアをさすらう若者たちの「いま」を鮮烈な写真と文章で切り取った大ベストセラー・ノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • (2004年10月のブログから転記)

    今や、「深夜特急」と並ぶパッカーたちのバイブル的存在になっていますが、実はちゃんと読んだの初めてなのです。
    かなり昔にどこかで読んだことがあるのですが、そのときは何らかの理由で最後まで読みきれなくて、それっきりだったのですけど、たまたま本屋で文庫になっているの見かけたので、改めて読んでみました。

    旅をする、そして旅が好きな1人の人間として、人は何を思い、何を求めて、何のために旅をしているのか、と考えてしまいますね。この本の時代と比べると、今はもっともっと旅が手軽になって、「人生の命題」とか「自分の存在意義」みたいな難しいことを背負って旅をすることもなく、わたしみたいに開放感や好奇心で気軽に楽しむ人がむしろ多いのだろうと思います。
    でも、わたしは心の奥底に、何かを求め、何かを見つけようという気持ちを抱えて、旅をしているような気がします。この本に出てくるASIAN JAPANESEたちのように旅をして、同じ目線でものごとを見てみたい、というような。単純に憧れではない、何かつながりのようなものを。
    そして、その一方で、文明社会の俗物である自分には、決してできない旅なんだろうな、とも感じるのです。なんだかんだいっても日本での生活も楽しいですしね。
    旅をする理由なんて、その答えは永遠に風の中。

    本音をいうと、旅する理由なんて、旅したいだけ、本当にそれだけなのかもしれないと思います。
    「どこかへいこう」と考えるだけで、わくわくしてくるんですよね。
    これって、旅をする人なら凄く単純明快な理論ですよね。
    旅をする友達なら、「何しに行くの?」「どうしてそこに行くの?」なんて決して訊かないし、ただ「いいね~、楽しんでおいで!」と云うだけなのです。

  • 旅を求めた人々は、旅のあとどうしているのだろう?旅の今を写真で切り取り、旅のあと、否、旅の途中を写真で表現する。小林氏の陰影に富んだ写真と無駄のない、だけれども温かみのある文章が良い。「好きなことをやるのではなく、やらなければならないことを、好きになる」、凄くいい言葉だと思った。

  • 小林紀晴って、あんまり好きじゃない。

  • 昔、自分がアジアを旅した時に出会った人たちのことを久しぶりに思い出しました。

  • 言わずと知れたカメラマンである小林紀晴がアジアを旅する中で出会った人たちとのエピソードと写真が詰まったドキュメンタリー。
    旅に生きる人の危うさがあるからこその魅力が垣間見える写真に目を奪われると同時に、「自由」「旅」について考えさせられる。
    旅の理由はそれぞれの人が持つものだが、人知れず旅の人生を送った人たちの活力は、海外旅行が身近になり、インターネットで情報が得られやすくなった現代では感じられない力強さに奮い立つ想いが溢れてくる。

  • 2006

  • 私も思い出せないくらいかなり前にちょっとだけバックパックをアジアの地域でした。その頃のことがおもいだされた。
    つまりは皆、旅に何を求めるかってことなのかしら

  • アジアに長期旅行する日本人の若者を追った話。

  • 帯コピー
     「深夜特急」に飛び乗り、若者たちはなぜ旅立ったのか?
    いま、どこで何をしているのか? 何を想っているのか?

    裏カバー コピー
     
     濃密な空気が僕を包んだ、 あの日。
    3年半勤めた会社を辞めて、 フィルムだけが詰まった重たいザックを背負い、 なんのあてもなく、 バンコクに降り立ったときから、 僕の旅は始まったのだ―。 
     旅先で出会った幾人もの若者たち。 「深夜特急」に飛び乗った彼らは、 旅に何を求めたのか。 
     アジアをさすらう若者たちの「いま」を鮮烈な写真と文章で切り取った大ベストセラー・ノンフィクション。

  • バックパッカーに興味を持ってしまった原因の本がこれ。もと編集部のカメラマンだった著者が会社を辞め、海外を旅するバックパッカー達を激写しにいくという内容の第一弾。
    たくさんの人生の過ごし方を目の当たりにしました。

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著者プロフィール

小林紀晴(こばやし・きせい)
1968年長野県生まれ。写真家・作家。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業後、新聞社カメラマンを経て1991年に独立。1995年、アジアを旅する日本人の若者たちの姿を写真と文章で描いた『ASIAN JAPANESE』でデビュー。1997年『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞。2013年、写真展「遠くから来た舟」で林忠彦賞受賞。著書は『愛のかたち』(河出文庫)、『見知らぬ記憶』(平凡社)など多数。最新写真集に『孵化する夜の鳴き声』(赤々舎)がある。

「2019年 『まばゆい残像 そこに金子光晴がいた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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