ASIAN JAPANESE 1 (新潮文庫 こ 31-1)

著者 :
  • 新潮社
3.60
  • (54)
  • (73)
  • (154)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 584
感想 : 90
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101439211

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • バックパッカーに興味を持ってしまった原因の本がこれ。もと編集部のカメラマンだった著者が会社を辞め、海外を旅するバックパッカー達を激写しにいくという内容の第一弾。
    たくさんの人生の過ごし方を目の当たりにしました。

  • わしの持って他のは、「情報センター出版局」の単行本

  • たまたま出会って読んだ本でしたが、今では私の人生において大切な一冊となっています。

  • 自分が何をしているのか、何に勝負したいのか、ちゃんと考えなくちゃなって思った。

  • することがなくて(本当はあるんだけどやる気がでないという意味で)
    大学の図書館をフラフラ歩いててたまたま見つけた。

    沢木耕太郎の『深夜特急』に魅せられて日本を飛び出しアジアへ行った若者たち。
    大学を休学してアジアに行った人たちの話がいくつも出てて、すごいリアルだった。

    おもしろいなーと思ったのは、著者が旅先で出会う若者たちのその後も追ってること。

    旅から帰ってきて自分の本当のやりたいことを見つけて没頭してる人、
    旅から抜け出せない人、命を絶ってしまった人、旅で出会った人と結婚した人とか、いろいろ。

    人それぞれ、旅のすえ方も違くて、たぶん正解なんてなくて、みんなやりたいようにやってる。

    2巻、3巻と続くみたいだから、一気に読んでしまおうと思う。
    読み終わったとき、私ももう日本にはいないかもしれないな。

    うそです。笑

  • 旅先でこれこれこういうことがありましたじゃなくて、旅先で出会った日本人について書かれています。
    目標を持ち進むもの、何も見つけられず自殺するもの、人それぞれの人生があるなぁと思います。
    旅行に行きたいなぁ。

  • 江國さんのエッセイから飛び火していま読んでます。うっかり触発されて、旅に出たくなってしまった。

  • 8.06

  • インドネシア時代を回想。
    休学して、こんな感じに放浪することも、考えたよなぁ。

  •  「深夜特急」に触発された若者たちが、海外へと向かった。その記録がこの本です。小林紀晴は新聞社のカメラマンを経てアジアへ向かい、そこで出会った日本人たちにカメラを向けます。自分を探すために旅へ出た若者たち。はっきりとした目的もなく、きちんとした計画があるわけでもありません。日本でそれぞれ壁にぶつかり、自分の生き方に疑問を持ち、その答えを求めて旅に出た人たち。小林は、そうした異国の日本人を、すこし客観的な立場から撮り、彼らの声を拾います。

     アジア6カ国で出会った若者たちは、小林に青臭い哲学を語ります。不完全で、自分中心で。でもなんとなく暮らしていける日本から出て、必死で毎日を生きている彼らには、そんな理屈では説明できない説得力があります。

      小林のスタンスは、決してアジア大好き! とは言えません。どちらかというとアジアの国々に対しても、そこにいる日本人に対しても、ちょっと距離を置いた感じがあります。それだけに百般のアジア本にはない客観性が、読む側にも伝わってきます。

全90件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1968年長野県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。新聞社カメラマンを経て1991年独立。アジアを多く旅して作品を制作する。また近年は日本国内の祭祀、自らの故郷である諏訪地域などを撮影している。紀行、ノンフィクション、小説なども執筆。近著に『まばゆい残像』『孵化する夜の啼き声』『深い沈黙』など。1997年『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞、2013年『遠くから来た舟』で第22回林忠彦賞を受賞。2021年に初監督映画作品『トオイと正人』で国際ニューヨーク映画祭、南京国際映画祭入賞。東京工芸大学芸術学部写真学科教授。

「2021年 『深い沈黙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小林紀晴の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×