- Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101439211
感想・レビュー・書評
-
バックパッカーに興味を持ってしまった原因の本がこれ。もと編集部のカメラマンだった著者が会社を辞め、海外を旅するバックパッカー達を激写しにいくという内容の第一弾。
たくさんの人生の過ごし方を目の当たりにしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わしの持って他のは、「情報センター出版局」の単行本
-
たまたま出会って読んだ本でしたが、今では私の人生において大切な一冊となっています。
-
自分が何をしているのか、何に勝負したいのか、ちゃんと考えなくちゃなって思った。
-
することがなくて(本当はあるんだけどやる気がでないという意味で)
大学の図書館をフラフラ歩いててたまたま見つけた。
沢木耕太郎の『深夜特急』に魅せられて日本を飛び出しアジアへ行った若者たち。
大学を休学してアジアに行った人たちの話がいくつも出てて、すごいリアルだった。
おもしろいなーと思ったのは、著者が旅先で出会う若者たちのその後も追ってること。
旅から帰ってきて自分の本当のやりたいことを見つけて没頭してる人、
旅から抜け出せない人、命を絶ってしまった人、旅で出会った人と結婚した人とか、いろいろ。
人それぞれ、旅のすえ方も違くて、たぶん正解なんてなくて、みんなやりたいようにやってる。
2巻、3巻と続くみたいだから、一気に読んでしまおうと思う。
読み終わったとき、私ももう日本にはいないかもしれないな。
うそです。笑 -
旅先でこれこれこういうことがありましたじゃなくて、旅先で出会った日本人について書かれています。
目標を持ち進むもの、何も見つけられず自殺するもの、人それぞれの人生があるなぁと思います。
旅行に行きたいなぁ。 -
江國さんのエッセイから飛び火していま読んでます。うっかり触発されて、旅に出たくなってしまった。
-
8.06
-
インドネシア時代を回想。
休学して、こんな感じに放浪することも、考えたよなぁ。 -
「深夜特急」に触発された若者たちが、海外へと向かった。その記録がこの本です。小林紀晴は新聞社のカメラマンを経てアジアへ向かい、そこで出会った日本人たちにカメラを向けます。自分を探すために旅へ出た若者たち。はっきりとした目的もなく、きちんとした計画があるわけでもありません。日本でそれぞれ壁にぶつかり、自分の生き方に疑問を持ち、その答えを求めて旅に出た人たち。小林は、そうした異国の日本人を、すこし客観的な立場から撮り、彼らの声を拾います。
アジア6カ国で出会った若者たちは、小林に青臭い哲学を語ります。不完全で、自分中心で。でもなんとなく暮らしていける日本から出て、必死で毎日を生きている彼らには、そんな理屈では説明できない説得力があります。
小林のスタンスは、決してアジア大好き! とは言えません。どちらかというとアジアの国々に対しても、そこにいる日本人に対しても、ちょっと距離を置いた感じがあります。それだけに百般のアジア本にはない客観性が、読む側にも伝わってきます。