- Amazon.co.jp ・本 (517ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101440163
感想・レビュー・書評
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第114回直木賞受賞作。
読み進めるのに苦労したというか…
辛い気持ちにさせられるというか…
女子大生が奔放な結びつきの大学教授夫妻に惹かれて、その関係に陥っていく物語。
『恋』とは…
どう表現したらいいのだろうか。
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なんか…恋っていうレベルが違いすぎて正直布美子の気持ちは理解できなかったわ。大人って…恋って複雑だ…難しいね。
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読めば読むほど、濃い小説だなーという感想。小池真理子は初めて読んだけど、とても濃厚で繊細な表現の作家であった。しかし、人間の中心に位置する人に恋する感情というのは本当に複雑で、衝動的で濃いものなんだなと感じた。それが、ある人は結婚、ある人は別離、ある人はもつれて殺人にまで至る。その元凶たる感情の実態を、こんなに緻密に描いた小説はなかなかないだろう。
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一時期はまって読んでました、小池真理子。この本も昔読みました。この人が書く恋愛の狂気みたいなものは、迫力がありますよね。一時期はまって読んでました、小池真理子。この本も昔読みました。この人が書く恋愛の狂気みたいなものは、迫力がありますよね。2012/10/30
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christyさん
女性の読者が多そうなイメージでしたが、男が読んでもこの何とも言えない迫力はすごい感じましたね。あまり、この類の小説は苦手...christyさん
女性の読者が多そうなイメージでしたが、男が読んでもこの何とも言えない迫力はすごい感じましたね。あまり、この類の小説は苦手なはずでしたが、良かったです。ほかも読んでみます!2012/10/31
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若さゆえの錯覚した恋と憧れだったのか。ラストのマルメロの木と穏やかそうな暮らしで救われた気がした。
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昔読んだ本
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人を殺してしまった理由。前半スローペースでしたが、理由が明らかになるにつれ終盤一気読みでした。複雑な関係で官能的な部分が多く大人な作品でしたが、最後のマルメロと感謝の一文(泣)良かったです。
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期待値高めだったのもあり、少し拍子抜けしてしまったというのが正直な感想です。
いつまで続くんだろう?と途中離脱しそうになってしまった。また本にできない本当の理由というのがそこまでショッキングなものでなく。。
ラストの終わり方は良かったです。 -
星の数は3つにしてるけど、気持ち的には3.5くらいかな。
布美子、信太郎、雛子3人の狂気的、享楽的な恋が描かれているけれども、この中では一番平凡な布美子目線でストーリーが展開されるため、
一歩道を踏み外せば誰でもこの「ローズサロン」の世界に入り込んでしまう気持ち、とても共感できた。
ひと昔前の小説だが、久々に情景描写がしっかり書き込まれた小説を読んだ気がした。
物語の気温や匂いや色まで伝わってきた。
2016/08