female(フィーメイル) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101440194

作品紹介・あらすじ

夢と現実のあわいに、そっと差し伸べられる柔らかな感覚の蔓。その蔓の先にひっそりと息づく官能の蕾。ゆっくりとほころび、やがて開ききった花弁からこぼれだす、悦楽の香り。第一線で活躍中の女性作家五人が描くエロスの世界は、甘やかにみずみずしく、しなやかで生々しい。そして、うっすらと怖い。眩暈と溜息を誘う五つの短編をそろえた、贅沢なアンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • 昔、雑誌で紹介されててそれ以来気になっていた本。
    5人の女流作家の短編集。
    官能小説・・・とはちょっと思えなかったかな。
    唯川恵の物語に出てきた香炉、ちょっと使いたいと思った。
    姫野カオルコの「桃」はなんか深いと思った。あたしもきっと桃を食べてしまうでしょう。
    乃南アサの奈月のお母さんは「女」の匂いがプンプンした。ずるいね。
    すっごいオススメなわけじゃないけど、この人たちを知るのに読んでみるのもありな作品。

  • いいのから普通のまで。
    って幅の広い感じでした。

    姫野カオルコの「桃」はかなり良かった。

    描き始めからグッときた。
    もどかしい。
    はやく続きを。
    はやく読みたい。
    はやく脱がせてしまって。
    はやくかじってしまいたい。
    皮をむいたら。
    手が汚れた。

    桃ってきっとおんなのひとには特別なんだ。
    って思った。
    そんで、少し安心した。

  • 女性向け官能小説というよりもっとライトな印象。

    自分のことを学がない、と言いながら
    「玉虫厨子や法隆寺を知らなくても、
    途切れ目なくどこかの男に可愛がって貰えるなら
    自分の人生を不幸に感じることは決してないだろう」
    と言い切る主人公の女性がカッコよく感じて、
    小池真理子「玉虫」が一番好きでした

  • 2008.10.18
    1回読んだことあるかも。
    少し官能的なような女たちの話。
    姫野カオルコの「桃」だけよくわからんかったけど、あとは短編で読みやすかった。

  • 女性用のちょっとソフトな官能小説て感じでしょうか
    電車の中で読んでて、そんなページになったら隣の人に見られへんように少しページを閉じ気味にしてしまいました

    若い頃のセックスってこんな感じやったっけ?って記憶の糸を辿ったけれど、記憶の糸すら途中で切れていました。

  •  5人の女性作家が書いた5篇の官能小説、女性好みの官能小説を有名どころの作家さんが描くとこうなる。

  •  小池真理子、唯川恵、姫野カオルコらによる「女」を題材にしたオムニバス短編作品。◆「僕が受験に成功したわけ」の男子小学生のおどおど・どきどき感はよくわかる。そこには、少年の屈折した女性への関心があり、初心であるがゆえにうまく対応できないのだ。そのあたりをうまく描写しているように思う。

  • う~ん・・・。
    映像で観たらいいのかなぁ??
    官能さもあまり感じられず。

  • 室井佑月さん、 姫野カオルコさん、 乃南アサさんの文章を初めて読んだ一冊です。で、この後、彼女たちの本を手にするかは、私のテイストとしては・・・ちょっと考えるかな。

  • 思っていたよりさらっと読めました。こういったテーマの作品は難しいなあと思いました。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小池真理子の作品

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