家族依存のパラドクス オープン・カウンセリングの現場から (新潮文庫)

  • 新潮社 (2012年4月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784101442235

感想・レビュー・書評

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  • 著者のカウンセリング関係の本は、自身の思考癖を考える上でも大変に役に立つ。ここに出てくる登場人物たちはちょっとリアクションが大きいだけで、根本にある思考は多かれ少なかれ誰でも持ち合わせているものだから。

    この本から学んだこと。全ての怒りはきっと、自分を認めてくれないことへのいら立ちである。世間を恨んでいる人も、実は自分を認めてくれない両親に対する恨みの転化かもしれない。一方、人は、自分を認めて受け入れてくれる相手を親しいとか愛おしいと思うのだと思った。

    自分が受け入れられるためには、常に人を受け入れて認めていかなければならない。そうすれば自然と相手に受け入れられ、自尊心も高まるだろう。

  • 基調は赦すこと。そんな自分を受け入れること。でもそう簡単に受け入れられないから、いっそオープンにしてしまうということなのかな。爆発してしまった爆弾に気を病む人はいないという考えからすると正しいのかも。

  • オープンカウンセリングがどういうものなのか十分理解出来なかった

  • 146
    オープンカウンセリング・12の症例

  • 久しぶりの斎藤学さんの本。
    いちばん印象に残ったのは「初対面の人とは、何とかうまく付き合えるというのが対人恐怖の人の特徴」というところ。
    私も、初対面の人とは適当なやり取りができるけれども、その先がいつもない。二度目からはどうしたらいいのかわからなくなってしまうのだ。
    対人間の距離のとり方がわからないので、非常に恐ろしい。
    対人恐怖症の人は実は非常にプライドが高くて傲慢なのだそうだ。
    本当の自分を見せるのが怖い。本当の自分を見せて馬鹿にされるのが怖いのだ。自己開示が有効、とあったけれども、なかなかに難しいものである。
    実際にカウンセリングを受けることができないので、こういった種類の本を読むことはとても勉強になる。

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著者プロフィール

精神科医、家族機能研究所代表。
1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHOサイエンティフィック・アドバイザー(1995年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長、家族機能研究所代表。
医学部卒業後、母校の神経科学教室で精神分析のトレーニングに入る。同時期より、国立アルコール症センターとして発足した久里浜療養所(当時)で臨床にあたりつつ、アルコール依存症など「依存症」という用語を提唱し定着させ、依存症の家族に代表される、温かさや安心感などが提供できない機能不全家族で育った「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた。著書に『すべての罪悪感は無用です』『「愛」という名のやさしい暴力』(ともに小社刊)など多数。

「2022年 『毒親って言うな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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