霧の向こう側 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1995年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (291ページ) / ISBN・EAN: 9784101443058

感想・レビュー・書評

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  • インテリア・コーディネーターとして働く立子とファッション・コーディネーターの衿香は高校時代からの親友。
    この作品は、二人の女性に次々と起きるサスペンスですが、女性の心理描写が巧みなのは、さすが女性作家の大御所だと納得。

  • 高校時代からの親友である三十六歳のインテリア・コーディネーターとファッション・コーディネーターが、悪びれず不倫をし仕事での事故で責任を押し付けられ縋ったり、抗鬱剤をすり替えられ車に追いかけられたりする。力まずに死を考えたり等がリアルで良かったけれど全体的には鬱病の描写が忘れられたみたいに薄く感じた。

  • ミステリー要素は少ないけど、面白く読めました。
    いまでも二時間ドラマで行けるのではないのでしょうか。ww
    りつこが、冬田が明らかに逃げてるのになかなか、わかろうとしないあたりが「小娘か!」とつっこみを入れてしまった・・・。

  • ちょっと時代を感じるけれど、いつの時代も女性に対する社会からの試練はシビアだ。

  • ミステリーというより、2人の仕事を持つ女性の話。
    男性が救世主だったりするのはふがいないが、二十年前も今もあまり変わってないかも。
    (図書館)

  • するり、と読めてしまう。サスペンスというよりも、働く女性の生き方を描いた、という感じ。一昔前の、仕事も恋も家庭も、という欲張りな感情は正直でよかったけれど、二人とも決定的な場面で男性に頼っているのが残念である。。。

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著者プロフィール

一九三八(昭和一三)年東京都生まれ。慶応大学在学中に長編『すれ違った死』が江戸川乱歩賞候補に選ばれる。七〇年『天使が消えていく』が再び同賞の候補になり、単行本化され作家デビューを果たす。七三年『蒸発』で日本推理作家協会賞、八九年に仏訳『第三の女』でフランス犯罪小説大賞、二〇〇七年日本ミステリー文学大賞を受賞。主な著書に『Wの悲劇』『』や「検事 霞夕子」シリーズなどがある。二〇一六年没。

「2018年 『77便に何が起きたか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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