腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 227
感想 : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101443102

作品紹介・あらすじ

「夏樹静子のお葬式を出しましょう」-苦しみ抜き、疲れ果て、不治の恐怖に脅かされた闘病の果てに、医者はこう言った。時には死までを思い浮かべた鋭い腰の疼痛は、実は抑制された内なる魂の叫びだった。そして著者もいまだに信じられないという、劇的な結末が訪れる。3年間の地獄の責め苦は、指一本触れられずに完治した。感動の腰痛闘病記。

感想・レビュー・書評

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  • ブログをこちらに書きましたので、宜しければお読みください。

    http://sommelierofbooks.com/study_training_history/backpaindiary/
     
    大作家である夏樹静子が、
    3年間にわたる腰痛闘病生活について
    面白おかしく綴った本
     
    『腰痛放浪記 椅子がこわい』。
     
    腰痛の原因は大抵の場合『椎間板ヘルニア』だったり、
    『脊柱管狭窄症』だったりと身体性のものです。
     
    しかし夏樹静子の場合身体治療をどれだけ
    施しても治らない。
     
    果たして彼女の結末やいかに?

  • 夏樹静子自身の経験、自覚もない長年の心への負荷から、多様な体の症状を発症、原因にたどり着くまで、ありとあらゆる試行錯誤と赤裸々な心の声を丁寧に記録した闘病記。心身症という状態がありうることに目から鱗。

  • ミステリー作家が語る実体験。心因性の腰痛ということで、その治療を通して深層心理と向き合うところは推理小説のよう。ただ、理解できない描写も多くこの評価。

  • 腰痛の描写が恐ろしい。
    痛みが読み手にも伝染しそうなほど。
    たまたま自分の腰痛の調子が悪いタイミングだったので痛みが増しそうで読み進めるのが怖かった。
    8合目ほどまではひらすら著者が腰痛に苦しむ描写ばかりで何を試しても良くなる兆しもなく、このまま終わってしまうのではないかと思った。
    担当医にあたる描写などもあけすけに書かれているが、それほど痛みが辛く酷いものだったのだろう。
    よく耐えたものだなと思う。
    著者は様々な支えがあったから乗り越えられたものの、もしもこれが孤独な人間だったら…と思うとゾッとする。
    心の負荷がこれほどまで身体へ直結するものだとは知らなかった。
    本質とは逸れるが、複雑な感情や高度な知能なんて持たない方が人間は幸せだったのではないだろうか。
    心身症やうつなどはそれらの副産物だとしか思えない。
    こんなリスクを抱えるくらいならもっと単純な別の生き物でいたかったと思ってしまった。

  • 病気に対峙することで自分を知ることができた、ということなのでしょうが、自意識強めの文章がちょっと鼻につく。

  • 自身の体験記。

  • 器質的疾患がない脅威の3年に及ぶ腰痛の犯人とは!といった実話ミステリーとしても大変面白く、また作者がプロとしてあらゆる治療、それこそまずはの整形外科・筋トレから温熱療法、鍼灸やカイロプラクティック、気功・祈祷まですべて試す!

    しかも中途半端ではなく少なくとも10回は試し、しかもまったく依存しないところが(つまり宗教に走る的なこともなく)非常に痛快です。

    恐ろしきは人の無意識ですよね…自分も夏樹さんなところがあるのでリラックスすることに真剣にならないようにしないと…。

  • 2019年7月23日 76冊目(7-6)

  • すごーく、よくわかる!

  • 2階書架 : 916/NAT : 3410162632

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著者プロフィール

一九三八(昭和一三)年東京都生まれ。慶応大学在学中に長編『すれ違った死』が江戸川乱歩賞候補に選ばれる。七〇年『天使が消えていく』が再び同賞の候補になり、単行本化され作家デビューを果たす。七三年『蒸発』で日本推理作家協会賞、八九年に仏訳『第三の女』でフランス犯罪小説大賞、二〇〇七年日本ミステリー文学大賞を受賞。主な著書に『Wの悲劇』『』や「検事 霞夕子」シリーズなどがある。二〇一六年没。

「2018年 『77便に何が起きたか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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